<本サイトは記事内にPRが含まれています>
香月・黒川のほたる(福岡県北九州市八幡西区)
福岡県北九州市八幡西区石坂3丁目香月西4丁目
香月・黒川のホタルについて
北九州市内でも有数のホタルの名所、香月・黒川。北九州市八幡西区の香月地区を流れる黒川は、住宅街を流れているにもかかわらず、毎年約5,000匹のゲンジホタルが飛翔します。その美しい光景は、5月下旬から6月上旬の夜8時頃に最も鮮やかに見ることができます。
香月・黒川のホタル情報2023
ホタルの見頃はいつ
初夏の風物詩として知られるホタルはその神秘的な光で多くの人々を魅了します。しかし、その美しい光を見るためには、いくつかの条件が揃う必要があります。
種類と地域によって見頃は変わる
まず、ホタルの種類によって見頃が異なります。一部の種類は春に活動し、一部は初夏に活動するため、ホタルの種類によって見頃が変わることを覚えておいてください。
- ゲンジホタルの観賞時期は5~7月
- ヘイケホタルは6~8月が一般的
次に、地域と季節も見頃に大きく影響します。一般的には、ホタルは5月から7月にかけての暖かい季節に活動することが多いですが、地域の気候や標高によっても見頃は前後します。
ホタルの時期と季節
ホタルの見ることができる時期は地域によって異なり、次のようになります。
- 九州の南部: 5月中旬から見ることができます。九州の南部は日本の中でも比較的暖かい地域なので、他の地域より早い時期にホタルが現れます。
- 中国地方・近畿地方: 5月下旬になると、中国地方や近畿地方でもホタルが見られるようになります。これらの地域では、春が深まり、環境がホタルに適してくるためです。
- 関東地方: 6月上旬には関東地方でホタルが見られるようになります。関東地方は比較的温暖な地域であるにも関わらず、九州や中国・近畿地方と比べて少し遅めにホタルが出現します。
- 北陸地方・東海地方: 6月中旬になると、北陸地方や東海地方でもホタルが見られるようになります。これらの地域は比較的寒冷な地域であるため、ホタルが現れるのは他の地域よりも少し遅めです。
それぞれの地域でホタルが見られる具体的な時期は、その年の気温や天候によって変動する可能性があります。また、ホタルは静かで清潔な水辺を生息地とするため、自然環境が保たれている場所でなければ見ることができません。
ホタル見学は天候に気をつけよう
また、ホタルの活動は天候にも影響を受けます。雨や風の強い日はホタルが光らないことが多いので、穏やかな天候の日を選びましょう。
そして、一晩の中でもホタルは特定の時間帯に活動します。多くの種類が夕方から夜にかけて光ることが多いので、その時間帯に観察すると良いでしょう。
ホタルの生態
ホタルは卵、幼虫、成虫の3つの段階を経て一生を送ります。特に幼虫の期間は2年以上に及ぶことがあり、この間に体を成長させて成虫となります。
ホタルが光るのは、主に交尾のためです。雄が雌を引き寄せるために光を放ち、それに応えて雌も光を放つのです。
また、ホタルは湿度の高い森林や川辺などに生息し、幼虫の時期は地中や水辺で過ごします。食事は主に昆虫やミミズなどを食べますが、天敵としてはカエルやクモなどがいます。
ホタル見学の注意点
ホタルを観察する際には、自然環境への影響を最小限にするためのエチケットを守ることが重要です。ホタルの生息地を荒らさないようにし、ホタルを直接触らないように注意しましょう。
夜間の安全性
また、夜間の安全も重要です。暗闇での移動は危険なため、必要な場合はヘッドライトや懐中電灯を用いて足元を照らすことが重要です。ただし、ホタルの観察には暗い環境が必要なので、必要最低限の明るさに調節し、ホタルがいる方向に直接光を当てないようにしましょう。
虫よけスプレーやフラッシュライト
虫よけスプレーやフラッシュライトの使用についても注意が必要です。虫よけスプレーの成分がホタルに影響を与える可能性があるため、使用する場合はホタルがいない場所で吹きかけ、効果が落ちたら再度使用するようにしましょう。また、フラッシュライトの強い光はホタルの行動を乱す可能性があるので、使用は控えめにしましょう。
雨天の日はホタルは見られない?
天候や季節による観察の影響も考慮に入れることが重要です。例えば、雨天の日はホタルの活動が低下する可能性があるため、晴天を選ぶと良いでしょう。また、季節によってホタルの種類や活動パターンが変わるため、その地域の情報を事前に調査しておくと良いでしょう。
最適な服装と持ち物で
最後に、適切な服装と持ち物も重要です。ホタルを見に行く場所は自然豊かな場所が多いため、虫刺されを防ぐための長袖、長ズボン、帽子等を着用しましょう。また、足元が悪い場所もあるため、歩きやすい靴を選び、必要に応じて虫除けスプレーや水分補給のための飲み物などを持参すると良いでしょう。
これらのポイントを押さえつつ、ホタルの美しい光を楽しむことができれば、きっと素晴らしい体験となるでしょう。
香月・黒川のホタルの見頃2023
2023年のホタルの飛び交うピークは5月下旬から6月上旬。この時期、香月地区の黒川、特に石坂橋から梅崎橋付近で3,000匹以上のゲンジホタルが見られます。その魅力は夕方から一匹ずつ光り始める様子から、一晩中続くその美しい光景まで。祭り期間中には露店が出店し、賑わいを見せる香月・黒川ほたる館へと人々が集まります。
香月・黒川ほたる館
香月・黒川ほたる館は、ホタルの生態や保護について学べる施設です。館内にはホタルの生息環境を再現した生態水槽や、日本をはじめとする世界中のホタルに関する情報を提供するパネル、ホタルの生態を観察・学習できるパソコン図鑑などが展示されています。また、黒川流域に生息する魚類の展示も行われています。館外には、ホタルの飼育実験ができる実験水路や、子どもたちが自然な水辺を体験できるせせらぎ水路があります。
香月・黒川のホタルの見どころ
見どころの一つは、黒川の石坂橋から石園橋付近のエリアです。特に5月下旬から6月上旬の見頃時期には、ここで一晩に1,000匹以上のホタルを観察することができます。
香月・黒川ほたる祭り
2023年の香月・黒川ほたる祭りは、5月27日(土曜日)と28日(日曜日)に開催される予定で、各日ともに19時00分から21時30分までの間、祭りが行われます。祭りのメインイベントはホタルの観賞ですが、その他にも様々なアトラクションやフードブースが設けられ、地元のブラスバンドによる演奏も楽しむことができます。特に式典は5月27日(土曜日)18時から18時40分に行われます。式典会場は北九州市立香月・黒川ほたる館で、参加は無料です。
香月・黒川アクセスと駐車場
香月・黒川のホタル祭りには公共の交通機関を利用することをおすすめします。祭り期間中は、19時00分~21時30分まで金水橋から上香月橋までの区間で交通規制が行われます。最寄りのバス停は西鉄バスの「錦水橋」で、そこからすぐです。香月・黒川ほたる館へは、「筑鉄香月」バス停から徒歩4分、「筑豊香月」電鉄駅から徒歩5分です。
駐車場は杉守神社に150台、香月中央公園に200台が設けられています。ただし、大変混雑することが予想されるため、可能な限り公共の交通機関を利用することを推奨します。
北九州市立香月・黒川ほたる館の詳細については、公式ホームページをご覧ください:https://www.city.kitakyushu.lg.jp/yahatanishi/file_0128.html
また、祭りやホタルの観賞に関するお問い合わせは、北九州市立香月・黒川ほたる館(TEL:093-618-2727)までどうぞ。