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リトルマーメイド実写ひどい?いや歴史を変える作品と絶賛の声も!

リトルマーメイド実写ひどい

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実写版の『リトル・マーメイド』がひどい!批判殺到している理由とは

ディズニーのプリンセスたちは、美しく、歌がうまく、天然で愛らしく、好奇心旺盛、そして誰からも愛されるキャラクターですよね。それならば、これらの憧れのプリンセスたちが実写化されるとなると、誰もがその内容に注目することでしょう。

そして、ついにその時が来ました。ディズニーの「リトル・マーメイド」の実写版の予告編が公開されると、その動画が一部で「リトルマーメイド実写ひどい」などの批判の声を浴びるという話です。そこでこの記事では何故批判の声があがって詳しく調査してみましたので、ぜひ最後までご覧ください。

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目次

『実写版リトル・マーメイドひどい』は何故?」

2022年9月に公開された実写版『リトル・マーメイド』の予告動画は、「ひどい」とか「ショック」などの声で騒がれています。その理由は一体何でしょうか。

主要キャラクター、アリエル役を演じるのがアフリカ系アメリカ人の『ハリー・ベイリー』ということに、多くの視聴者が驚き、また一部からは批判の声が上がりました。その内容については次にご紹介します。

「原作のイメージとは大きく異なる」

アニメ版のアリエルは「白い肌と真っ赤なロングヘアー」で描かれていたのに対し、ハリー・ベイリー演じるアリエルは「黒い肌と茶髪のドレッドヘアー」で、外見が原作とは大きく異なります。

この変化に、

  • 「原作と違いすぎる……」
  • 「これは私が知ってるアリエルではない!」

という声が一部原作ファンから上がっています。

この違和感は、「#NotMyAriel」(私のアリエルではない)というハッシュタグまで生まれるほどでした。アリエルはプリンセスの中でも特に人気が高く、そのイメージを大切に思うファンが多いため、「実写版のリトル・マーメイドひどい」はハリー・ベイリー本人への批判というより、「アリエルのイメージを守ってほしかった」と感じたファンが批判しているようです。

「原作アリエルと実写版アリエル、何が違う?」

予告動画をご覧になった方々は、自分がこれまで思い描いてきたアリエルとは大きく違う新たなアリエルに驚いたのではないでしょうか。

今まで私たちが見てきたアニメ版のアリエルと、今回の実写版のアリエル、具体的に何が違うのでしょうか?

その違いをまとめてみました。

アリエルの特徴 原作アリエル 実写版アリエル
肌の色 黒っぽい
髪の色 真っ赤 赤みがかった茶色
髪質 サラサラのロングヘア ドレッドヘア

というわけで、このように主に見た目の違いがアニメ版と大きく違うことから「実写版リトル・マーメイドひどい」という批判の対象となっているようなのです。

ただし、新たなアリエルのスタイルにも魅力はあると思います。ドレッドヘアーの人魚姫というのは、新鮮で魅力的なイメージです。

 

 

その他、アニメ版と実写版のキャラの違い

実写版ではフランダーがリアルすぎて可愛くないセバスチャンがカニすぎるなどの声も

フランダーは予告編の19秒から登場します。アニメ版の丸っこくて可愛らしいフランダーとは異なり、実写版のフランダーは本物の魚そのものになってしまいました……。

セバスチャンは予告編の49秒から登場します。アニメ版はロブスターに近い見た目だったのに対し、実写版のセバスチャンは完全にカニの姿になっています。

実写版リトル・マーメイド「ひどい」と「素晴らしい」の二面性

しかい、実写版のリトリマーメイドは「批判」「絶賛」の二面性の反応が広がっています。

実写版のリトル・マーメイドは「ひどい」という批判を受ける反面、同時に、既存の枠にはまらない新たな視点を提供する作品として絶賛されているのです。むしろ実写版のリトル・マーメイドは「ひどい」という人は少数派のようです。

それでは、なぜこんなにも賛否が分かれるのでしょうか? そして、この実写版がなぜ歴史を変える可能性があるのか? この記事では、これらの疑問を解き明かしていきます。

リトリマーメイド実写版にみるディズニーのポリコレ(政治的正しさ)について考察する

ディズニーの実写版リメイクにおいては、原作に見られる女性蔑視や差別的な表現が変更や削除される傾向が見られます。さらにスクリーン内の描写だけでなく、キャスティングにおいても肌の色よりも演技力や歌唱力がキャラクターに合致しているかを重視するようになってきました。

これはディズニーがポリコレ(政治的な正しさ)の概念を重要視していることが大きくかかわっています。

ポリコレとは?

ポリコレとは、「ポリティカル・コレクトネス」という言葉の略で、直訳すると「政治的な正しさ」という意味になります。
人は、「性別」「人種」「職業」「宗教」など、もって生まれた性質や、経験に基づく思想・信条をもちながら社会生活を営んでいます。
性別や人種は本人の意思で変えられるものではなく、職業選択や宗教は本来自由であるべきものです。

ポリコレは、こうした要素でくくられる特定のグループを傷つける差別的な表現を排除し、社会的に中立で公正な表現に置き換えていこうとする概念のことです。引用:https://strate.biz/column/business_model/poli-correct/

 

既存のプリンセスに黒人が起用される意義

この映画が公表された直後には、海外の黒人の子どもたちが「アリエルが黒人だ」と喜ぶ様子がSNSにたくさんアップロードされました。新たに創出されたプリンセスではなく、すでに人気のあるディズニープリンセスが自分たちと同じ黒人であることが、子どもたちの励みや喜びにつながっているのです。

「プリンセス=白人」が当然だった時代から一転して、ディズニーは新たな価値観を自然と受け入れられるよう努めているのかもしれません。

ディズニープリンセスの真髄は肌の色ではなくハートにある

実写版を監督したロブ・マーシャル監督は、アリエル役の選考理由について「アリエルは自分自身の思考を持ち、恐れない女性だ。ハリーには、”自分の望む通りになる”と信じる純真さがある」と語っています。

またディズニー公式でも、「プリンセスたちは我々に教えてくれる。勇気と優しさを持ち続けることで、運命さえも変えられるということを」とプリンセスたちを紹介しています。

つまり、監督もディズニーもアリエルの定義は、肌の色や髪の色ではなく、「夢に向かって努力する姿勢や諦めない精神」などの内面にあるとしています。そもそも「外見が違う」という批判自体が誤解であると言えるかもしれません。

「リトル・マーメイド実写版」絶賛の理由:既存の枠に捉われない新たな挑戦

実際にアメリカでは、「リトル・マーメイド実写版」が大絶賛されています。その理由の一つとして、アリエル役のハリー・ベイリーの歌唱力の高さと、ポリコレ視点からのリトル・マーメイドの実写映画の注目度が挙げられます。

アリエル役ハリー・ベイリーへの期待

ビヨンセも認める圧倒的な歌唱力を持つハリー・ベイリー。彼女はビヨンセのカバー動画をYouTubeに姉と共に投稿したことから注目され、ビヨンセから直々にオファーを受けて彼女のレーベルからデビューを果たしました。その後も、グラミー賞に5回もノミネートされるなど、歌手としての実力は折り紙つきです。

本作の予告編でも彼女の素晴らしい歌声を聞くことができ、多くの歌唱シーンが存在する本作で、その圧倒的な歌唱力が光ることでしょう。

ディズニープリンセスとしての器を持つアリエル役

ロブ・マーシャル監督は、キャスティングについて、「信じられないほど強く、情熱的で、美しく、賢く、利口」という要素を求めており、その全てがハリー・ベイリーに見られたと語りました。さらに、彼女の演技力についても「アリエルと同様にハリーも多くのことを望んでおり、その思いが全身からあふれ出ている」と、アリエルとハリーの内面が似ていると絶賛しています。

ポリコレ視点からの実写版の注目度

ポリコレ、すなわち「ポリティカル・コレクトネス(政治的な正しさ)」は、性別、人種、職業、宗教など、個々の生まれ持った性質や経験に基づく思想・信条を尊重し、公正な表現を心がけることを目指す概念です。

特に企業は、ポリコレの視点が欠けた発言や行動を行うことで社会的信用を失い、大きなダメージを受けることがあります。このため、企業の経営者や広報担当者、人事担当者など、社会との接点を持つ人々にとっては、ポリコレを正しく理解することは必要不可欠です。

そして、「リトル・マーメイド実写版」についても、そのポリコレの視点から注目が集まっています。アリエル役を黒人のハリー・ベイリーが演じることで、映画は多様性と包摂性のメッセージを伝えていると言えます。この新たな挑戦が、「リトル・マーメイド実写版」が絶賛されている大きな要因となっているのです。

『人魚姫』のアリエル役は々『クロエ・グレース・モレッツ』だった!?

ユニバーサル・ピクチャーズ制作『人魚姫』のアリエル役は々『クロエ・グレース・モレッツ』だった!?

ディズニーの『リトル・マーメイド』とは別に、ユニバーサル・ピクチャーズが制作予定だった『人魚姫』でクロエ・グレース・モレッツがキャスティングされていたという情報があるのは事実です。

2015年、ディズニーの『リトル・マーメイド』の製作発表よりも前に、ユニバーサル・ピクチャーズが独自の『人魚姫』制作を発表し、主演にクロエ・グレース・モレッツが起用されるというニュースが話題になりました。原作はアンデルセンの『人魚姫』(リトル・マーメイドの原作でもあります)で、ソフィア・コッポラが監督を務める予定でした。

しかし、製作途中でクロエ・グレース・モレッツが女優業を一時休業することを発表。その結果、クロエがアリエル役を演じることはなくなりました。また、ソフィア・コッポラも製作陣との意見の食い違いから監督を降板し、その後の監督には新進気鋭のレベッカ・トーマスが起用されました。

このように、ディズニーの『リトル・マーメイド』とは別の『人魚姫』プロジェクトが存在し、そのアリエル役にはクロエ・グレース・モレッツが起用されていたというのは事実ですが、結局このプロジェクトは実現しませんでした。

しかし、それより興味深いのはこの「リトル・マーメイド」原作といわれるアンデルセンの「人魚姫」と「リトル・マーメイド」の結末が大きく違うことです。ここにディズニーの新たな挑戦が垣間見られます。

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『リトル・マーメイド』の監督と脚本家:ロブ・マーシャルとデビッド・マギー

ディズニーの『リトル・マーメイド』の監督はロブ・マーシャル、脚本はデビッド・マギーという組み合わせで、この二人は『メリー・ポピンズ リターンズ』でも一緒に働いたことがあります。

ロブ・マーシャル:実写ディズニー作品の経験者

ロブ・マーシャルは『パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉』や『メリー・ポピンズ リターンズ』などのディズニー作品で知られる実力派監督で、元々はブロードウェイの舞台振付師として活動していました。これまでミュージカル映画『シカゴ』や『NINE』などを手がけており、振付も担当した経験を持つ彼の手腕が評価されています。

デビッド・マギー:アカデミー賞ノミネート経験者

一方、脚本を担当するデビッド・マギーは『ネバーランド』や『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』など、多くの成功作を手がけてきた脚本家です。特に『ネバーランド』ではアカデミー賞脚色賞にノミネートされるなど、その才能は広く認められています。

この二人の組み合わせにより、『リトル・マーメイド』の実写版はファンからの高い期待を背負っています。

実写版「リトル・マーメイド」のストーリー

実写版「リトル・マーメイド」の物語は、人間の世界に憧れを持つ人魚のアリエルが溺れていたエリック王子を助けたことから始まります。アリエルは恋に落ち、王子もまた彼女の美しい歌声に魅せられます。

また「リトル・マーメイド」と原作とされるアンデルセンの「人魚姫」は、同じく人間の世界に憧れを持つ人魚の姫というキャラクターは共通していますが、そのストーリーは大きく異なります。

アンデルセンの「人魚姫」では、人魚姫は人間になるために自分の声を犠牲にし、最終的には王子と結ばれることなく泡となって海に帰ってしまいます。対して、ディズニーのアリエルもまた声を犠牲に人間になりますが、最後には勇気と愛情をもって試練を乗り越え、王子とともに幸せに暮らすというハッピーエンドを迎えます。

また、キャラクターの性格にも違いがあります。アンデルセンの人魚姫は繊細で物思いにふける性格ですが、ディズニーのアリエルは活発で好奇心旺盛、そしてとても勇敢です。

これらの違いは、古典的な童話と現代の映画との間で、どのように物語やキャラクターが時代と共に変化するかを示しています。

まとめ:実写リトリマーメイドひどい

今回の記事では、ディズニーの新作実写版『リトル・マーメイド』が「ひどい」などの批判的な注目を集めている理由について調査しました。

実際は、映画のキャストやその解釈に対する期待と不安が混在し、ある程度の批判も受けています。しかし、既存のアニメ版『リトル・マーメイド』のイメージを取っ払い、新たな作品として楽しむことができれば、より多くの観客が楽しめるのではないでしょうか。

アリエル役に抜擢されたハリー・ベイリーの素晴らしい歌唱力、そして本作の多様性への配慮が話題となっています。

アニメ版が名作として記憶に残るため、実写版には常に高いハードルが課せられてきましたが、今回の『リトル・マーメイド』は国際色豊かなキャスト陣が集結し、これまでにない新鮮な解釈を提示しています。

これがディズニー実写映画の歴史を変え、新たな道を切り開くきっかけになるかもしれません。最新の映像技術で海底の世界をどのように描き出すのか、その表現にも期待が寄せられています。

ありがとうございました、次回もお楽しみに!

実写『リトル・マーメイド』公開日

先日、日本劇場公開日が決定しました!

公開日は、2023年6月9日(金)です。

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