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「エロイムエッサイム」の正しい意味や由来|映画「禁じられた遊び」悪魔くん 魔界転生

「エロイムエッサイム」の正しい意味や由来|

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エロイムエッサイム、エロイムエッサイム… その言葉は、最凶の禁忌<タブー>
死者を蘇らせる、「禁断のあそび」が、始まる

ホラー映画「禁じられた遊び」で取り上げられた呪文「エロイムエッサイム」が大きな話題となっています。

この謎めいた言葉には、どのような意味が込められているのでしょうか。また、この呪文の起源や由来はどこにあるのでしょうか。

本記事では、「エロイムエッサイム、我は求め訴えたり」という呪文の意味、由来、正しい使い方を詳しく解説します。

さらに、この言葉が登場する他の作品についても紹介していきます。ちょっと怖いけど興味を持った方は、ぜひ最後までお読みください。

ホラー映画「禁じられた遊び」の見方も変わってくるでしょう。

目次

「エロイムエッサイム、我は求め訴えたり」

「エロイムエッサイム、我は求め訴えたり」

この言葉は、多くの人々にとって不思議な響きを持つものであり、その起源や意味についての興味を引きつけています。実際には、この言葉は「エロイムエッサイム、我は求め訴えたり」というフレーズの一部であり、古代の神秘的な文化や宗教的な背景を持つものとされています。

このフレーズは、悪魔を呼び出す呪文としてのイメージが強く、多くの文化やメディアで取り上げられています。特に、漫画「悪魔くん」や「四月は君の嘘」、「魔界転生」そしてゲーム「FGO」など、多くのエンターテインメント作品でこのフレーズが使用されています。

これらの作品では、この言葉が持つ力や魔力を強調し、物語の中で重要な役割を果たしています。

例として、「悪魔くん」では、主人公がこの呪文を唱えることで悪魔を召喚し、彼の力を借りてさまざまな冒険を繰り広げます。また、「四月は君の嘘」や「FGO」でも、この呪文が物語の中でキーアイテムとして扱われ、登場人物たちの運命を大きく左右する要素として描かれています。

このように、「エロイムエッサイム、我は求め訴えたり」というフレーズは、古代の神秘的な背景を持ちながらも、現代のエンターテインメント文化に深く根付いていることがわかります。

映画「禁じられた遊び」の中のエロイムエッサイム

映画「禁じられた遊び」とは

「禁じられた遊び」は、清水カルマの小説を原作とした映画で、少年の純粋な願いから始まる災厄と、それに巻き込まれる家族の悲劇を描いています。主演は橋本環奈さんと重岡大毅さんが務めており、彼らの演技が物語の中心となっています。

映画「禁じられた遊びのあらすじ

映画は、微笑ましい親子の日常から一転、家族に悲劇が起こるという展開を追います。映像ディレクターの倉沢比呂子は、かつての同僚である伊原直人の家で、庭でおまじないを唱え続ける直人の息子・春翔を目撃します。このおまじないは、他愛ない冗談のはずでしたが、それが原因で家族に災厄が訪れることとなります。比呂子と直人は、この恐怖から逃れることができるのか、というのが物語の大きなテーマとなっています。

映画「禁じられた遊び」のエロイムエッサイムについて

「エロイムエッサイム」という呪文は、映画の中で重要な役割を果たしています。この呪文は、死者を蘇らせる「禁断のあそび」を始める際のキーワードとして登場します。映画の中では、少年がトカゲの尻尾を土に埋めて、この呪文を唱えるシーンが描かれています。また、主演の橋本環奈さんと重岡大毅さんも、映画の舞台挨拶でこの呪文を唱えるなど、映画のプロモーションでも大きな役割を果たしています。

後述しますが「エロイムエッサイム」は映画『禁じられた遊び』の原作者清水カルマ氏の小説を原作映画「魔界転生」で使われて当時流行した言葉です。

1981年に公開された「魔界転生」の呪文が『禁じられた遊び』で話題になるとリバイバルヒットの言葉になりますね。

エロイムエッサイムの出典はグリモワール

  • エロイムエッサイムの出典はグリモワール
  • グリモワールは中世ヨーロッパで人気のあった魔術書
  • エロイムエッサイムは19世紀の魔道書に現れる悪魔召喚の呪文

エロイムエッサイムという言葉は、多くの人々にとって馴染みが薄いかもしれませんが、中世ヨーロッパの魔術の世界に深い関連性があります。

エロイムエッサイム、この言葉の起源は、中世ヨーロッパで非常に流行した魔術書「グリモワール」にあります。12~13世紀には既にこの魔術書が存在していたと言われており、

その中には悪魔や天使を召喚する方法が詳細に記されていました。

グリモワールとは何か

グリモワールという言葉を初めて聞く人も多いかと思いますが、これは中世ヨーロッパで非常に人気のあった魔術書のことを指します。

この魔術書の起源は、12~13世紀のイベリア半島やシチリア半島にあるアラビア語の魔術書に遡ることができます。

これらのアラビア語の魔術書は、ヨーロッパに伝わり、ラテン語に翻訳されました。そして、ヨーロッパのキリスト教徒たちによって、さらに新しい魔術書が作成されることとなりました。

しかし、魔女狩りの時代に入ると、これらの魔術書は多くが失われることとなりました。

それでも、16世紀以降になると、これらの魔術書は再び注目されるようになり、知識人層や一般の人々の間で広まっていきました。

19世紀の魔道書に現れる悪魔召喚の呪文

エロイムエッサイムという言葉は、グリモワールの中でも特に注目される「赤い竜」というセクションで初めて登場します。

この「赤い竜」は、グリモワールの中でも非常に重要な部分とされており、その中で「エロイムエッサイム、我は求め訴えたり」という呪文を唱えることで、悪魔を召喚する方法が詳しく解説されています。

この呪文は、古代の宗教や魔術の世界に深い関連性があり、その背後には古代の人々の信仰や文化が反映されています。この言葉を通じて、古代の人々の信仰や文化について深く知ることができるのです。

「エロイムエッサイム、我は求め訴えたり」の呪文の意味

  • 呪文の意味:“神様へのお願い”に近い意味合いであるが悪魔も含む
  • 「エロイム」はヘブライ語で「神」を意味し、「エッサイム」は「悪魔」を意味する。
  • 「我は求め訴えたり」の部分:「神や悪魔に何かを要求する」意味を持つ
  • 呪文全体の意味: 「神よ、悪魔よ、私の願いを叶えてください」。
    現代の解釈: 神頼みのような意味だが、悪魔にも頼む部分があるため、厳密には異なる。

多くの古代の文化や宗教には、特定の目的や願いを達成するための呪文や祈りが存在しています。これらの呪文や祈りは、その文化や宗教の背景、信仰、歴史などに基づいています。今回取り上げる「エロイムエッサイム、我は求め訴えたり」という呪文も、中世ヨーロッパの魔術の世界に深いルーツを持つものです。

「エロイムエッサイム」の部分の意味

まず、「エロイムエッサイム」という言葉の意味について考えてみましょう。この言葉は、中世ヨーロッパの魔術書「グリモワール」に由来しています。「エロイム」はヘブライ語で「神」を意味し、「エッサイム」は「悪魔」を意味します。したがって、この部分の呪文は「神よ、悪魔よ」という意味を持っています。

「我は求め訴えたり」の部分の意味

次に、「我は求め訴えたり」という部分の意味を探ると、この部分はイタリアの古語またはラテン語の俗語「frugativi et appelavi」から派生しています。「frugativi」は「探す」を、「appelavi」は「要求する」を意味します。この部分の意味は「神や悪魔に何かを要求する」となります。

「エロイムエッサイム」神と悪魔に要求する呪文

したがって、呪文全体の意味は「神よ、悪魔よ、私の願いを叶えてください」というものです。この呪文は、神や悪魔に対して何かを要求する、あるいは願うという意味合いを持っています。

現代の解釈としては、この呪文は「神頼み」という意味に近いものがあります。しかし、この呪文には「悪魔」にも頼む部分が含まれているため、厳密には「神頼み」とは異なる意味合いを持っています。この呪文は、神と悪魔の両方に対して願いをかけるという、中世ヨーロッパの魔術の世界観を反映していると言えるでしょう。

「エロイムエッサイム、我は求め訴えたり」の呪文の由来

古代から現代にかけて、多くの文化や宗教には特定の目的や願いを達成するための呪文や祈りが存在しています。

これらの呪文や祈りは、その文化や宗教の背景、信仰、歴史などに基づいています。今回取り上げる「エロイムエッサイム、我は求め訴えたり」という呪文も、そのような背景を持つものです。

「エロイムエッサイム」の呪文の由来には複数の説がありますが
現在、最も有力な説はヘブライ語とフランス語が合体した言葉であるとされています。

  • ①ヘブライ語の『ヘロヒームイッシーム』が由来説
  • ②ゲーテの『ファウスト』での呪文が由来説
  • ③ヘブライ語のエロイムとフランス語のエッサイムが合体した言葉が由来。

「エロイムエッサイム」という言葉の由来には複数の説が存在します。

一つ目の説は、ヘブライ語の『ヘロヒームイッシーム』が由来であるというもの。

二つ目の説は、ゲーテの『ファウスト』に登場する呪文が由来であるというもの。

そして、三つ目の説は、ヘブライ語の「エロイム」とフランス語の「エッサイム」が合体した言葉が由来であるというものです。

現在、最も有力とされる説は、ヘブライ語とフランス語が合体した言葉であるとされています。具体的には、「エロイム」はヘブライ語で「神」を意味し、キリスト教の教義においては、父、子、聖霊の三位一体の神を指します。

一方、「エッサイム」はフランス語で「群れ」という意味がありますが、ヘブライ語では「悪魔」や「古代イスラエル王ダビデの父」という意味も持っています。

「我は求め訴えたり」の部分の呪文の由来

イタリアの古語またはラテン語の俗語『frugativi et appelavi』が由来とされる。

しかし、呪文の正確な由来については現在も明らかではない。

この部分の呪文の由来については、イタリアの古語またはラテン語の俗語『frugativi et appelavi』が関連しているとされています。この言葉は、何かを探し求める、または要求するという意味を持っています。

しかし、この呪文の正確な起源や背景については、現在も完全には明らかにされていないのが実情です。

これは、古代の文献や資料が失われたり、伝承が途絶えたりした結果、現代に伝わる情報が限られているためです。

「エロイムエッサイム、我は求め訴えたり」の呪文の正しい使い方

古代の魔術や宗教の中には、特定の目的を達成するための儀式や手順が詳細に記されているものが多く存在します。

これらの儀式や手順は、その文化や宗教の背景、信仰、歴史などに基づいており、正しく行われることでその効果を発揮するとされています。

  1. 呪文の正しい使い方は、悪魔の召喚の際に使用する
  2. 魔術書「グリモワール」には、黒い雌鳥2匹を生贄として使用し、呪文を唱えることで悪魔を召喚する方法が記載されている。
  3. 現代では、重要な面接や受験などの際に「神様お願いします」という意味で気軽に使用されることがある。

「エロイムエッサイム、我は求め訴えたり」という呪文も、そのような背景を持つものです。この呪文の最も基本的な使い方は、悪魔の召喚の際に使用することです。12世紀から13世紀にかけての魔術書「グリモワール」には、この呪文を使用して悪魔を召喚する方法が詳しく記されています。具体的には、黒い雌鳥2匹を生贄として捧げ、その上でこの呪文を唱えることで、悪魔を召喚することができるとされています。

しかし、時代が変わり、現代においてはこの呪文の使い方も変わってきました。現代の人々は、この呪文を文字通りの意味で悪魔を召喚するために使用することは少ないです。代わりに、重要な面接や受験などの大切な場面で、成功を祈願するために「神様お願いします」という意味で気軽に唱えることがあるようです。このように、古代の魔術の呪文が現代の日常生活に取り入れられ、その使い方が変わってきたことは非常に興味深い現象と言えるでしょう。

「エロイムエッサイム、我は求め訴えたり」の呪文が登場する作品

「エロイムエッサイム、我は求め訴えたり」という呪文は、古代の魔術の世界から現代のポップカルチャーまで、さまざまな作品で取り上げられています。

  1. 澁澤龍彦の『黒魔術の手帖』: 「エロヒムよ、エサイムよ、わが呼び声を聞け」という形で呪文が登場。
  2. アニメ『悪魔くん』: オープニングテーマに「エロイムエッサイム」が使用され、作中でも悪魔の召喚の意味で使用されている。
  3. アニメ『四月は君の嘘』: ヒロインがバイオリンを演奏する前に呪文を唱えるシーンが存在。この場合、神様に自身の演奏を聴いてほしいという意味合いで使用されていると考えられる。
  4. 「魔界転生」は、清水カルマの小説『おぼろ忍法帖』を原作
  5. 映画『禁じられた遊び』の「エロイムエッサイムに関する情報

『黒魔術の手帖』

例えば、澁澤龍彦の『黒魔術の手帖』では、「エロヒムよ、エサイムよ、わが呼び声を聞け」という形でこの呪文が登場します。この作品では、呪文の力を信じる主人公が、さまざまな魔術的な儀式を行う中で、この呪文を使用しています。

水木しげる原作:アニメ『悪魔くん』

また、アニメ『悪魔くん』では、オープニングテーマに「エロイムエッサイム」が取り入れられており、作中でも悪魔の召喚の意味で使用されています。このアニメでは、主人公が悪魔との戦いを繰り広げる中で、この呪文の力を頼りにしています。

アニメ『四月は君の嘘』

さらに、アニメ『四月は君の嘘』では、ヒロインがバイオリンを演奏する前にこの呪文を唱えるシーンが存在します。この場合、神様に自身の演奏を聴いてほしいという願いを込めて、呪文が使用されていると考えられます。

映画「魔界転生」は「禁じられた遊び」の清水カルマが原作

「魔界転生」は、映画『禁じられた遊び』の原作者清水カルマの小説『おぼろ忍法帖』を原作とする映画で、1981年に公開されました。主演は千葉真一と沢田研二、監督は深作欣二。この映画は、日本で観客動員数200万人・配給収入10億5000万円を記録し、大ヒットとなりました。

映画のストーリーは、森宗意軒という怪老人が編み出した忍法、“魔界転生”を中心に展開します。この忍法は、死の直前の人間が心から愛しいと思う女と交わることで、新たな肉体と生前より優れた技量を持って生まれ変わるもの。蘇った剣豪たちは「転生衆」や「魔界衆」と呼ばれ、天草四郎時貞や荒木又右衛門などの名だたる剣豪たちが転生します。しかし、柳生十兵衛は、転生することを選ばず、転生衆と戦うことを選ぶ。

映画「魔界転生」の中で、天草四郎役のジュリーこと沢田研二が唱える呪文が「エロイムエッサイム、我は求め訴えたり」です。この呪文は、劇中での天草四郎の台詞「呪いの闇に巣喰う者よ、毒持てる蛇、禍々しき悪魔よ、今こそ現われて災いの力を貸せ。姿を見せよ。来たれ。復讐するは我にあり。我これを報いん。」とともに、強力な力を持つことが示唆されています。

この映画の中での「エロイムエッサイム」の使用は、原作とは異なる脚色がなされており、天草四郎を魔界衆の総大将として描いています。この設定は、後の映画・演劇・漫画などの派生作品でも踏襲されています。

映画『禁じられた遊び』に関する情報

2023年9月8日に公開される映画『禁じられた遊び』では、「エロイムエッサイム」という呪文が重要な役割を果たしています。この映画のストーリーは、交通事故で亡くなった母親を生き返らせたいという息子の願いを中心に展開されます。息子は「エロイムエッサイム」という呪文を唱えることで、その願いを叶えようとします。

出演キャストとしては、倉沢比呂子役には橋本環奈さんが、伊原直人役には重岡大毅さんが演じています。この映画は、古代の呪文と現代の家族の絆を組み合わせた感動的なストーリーとなっており、多くの観客から注目されています。

公開日:2023年9月8日
出演キャスト:
倉沢比呂子役:橋本環奈さん
伊原直人役:重岡大毅さん
映画の内容:交通事故で亡くなった母親を生き返らせたいという息子が「エロイムエッサイム」という呪文を唱える。

記事のまとめ

「エロイムエッサイム、我は求め訴えたり」という古代の呪文は、直訳すると“神よ、悪魔よ、私の願いを叶えてください”という意味を持っています。この呪文の起源や由来に関しては、複数の説が存在するものの、その正確な背景は明らかにされていません。

古代の魔術の文献や資料によれば、この呪文の最も基本的な使い方は、悪魔を召喚する際に使用することです。特に、12世紀から13世紀の魔術書「グリモワール」には、この呪文を使用して悪魔を召喚する方法が詳しく記されています。しかし、時代が変わり、現代においてはこの呪文が文字通りの意味で悪魔を召喚するために使用されることは少なくなっています。代わりに、重要な場面や大切な瞬間に、成功を祈願するためや神頼みの意味合いで気軽に唱えられることが多くなっています。

さらに、この呪文はアニメ、マンガ、ドラマなどのエンターテインメント作品にも取り上げられており、その中でさまざまな意味合いや背景で使用されています。これらの作品を通じて、古代の魔術の呪文が現代のポップカルチャーにどのように取り入れられ、どのように解釈されているのかを知ることができます。

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