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花の専門家がお届けする、熊本県天草市にある「西の久保公園」の花菖蒲(ハナショウブ)についての情報です。この記事では、読者の皆様が知りたいと思っている花菖蒲の見頃時期や見どころ、入園料やアクセス方法などを詳しくご紹介します。ぜひ、花の美しさを堪能できる西の久保公園を訪れる際の参考にしてください。
この記事でわかること:
・西の久保公園の花菖蒲の見頃時期と鑑賞ポイント
・入園料やアクセス方法についての詳細情報
・西の久保公園で楽しめるイベントや見どころの紹介
西の久保公園とは
西の久保公園は、熊本県天草市にあるのどかな自然公園です。公園内には全国的に珍しい棚田を利用した花菖蒲園があり、一度は訪れたい場所として知られています。
西の久保公園の花菖蒲(ハナショウブ)
西の久保公園の花菖蒲は、約25万本の花菖蒲とアヤメが植えられており、園内の木製の遊歩道を歩きながら花を観賞することができます。棚田の上を歩くような感覚で、花の美しさをじっくりと楽しむことができるでしょう。
住所 | 熊本県天草市本渡町本戸馬場1909-1 |
開演時間 | 常時開放 |
料金 | 無料 |
花菖蒲の見頃 | 6月上旬~下旬 |
花菖蒲の見どころ | 棚田を利用した花菖蒲園、ハナショウブやアジサイの色鮮やかな花々 |
アクセス | 天草空港から車で約10分 |
駐車場 | 普通車約100台程度 |
西の久保公園の花菖蒲2023年の見頃
花菖蒲の見頃は、6月上旬頃となります。この時期には約25万本の花菖蒲やアヤメが一斉に咲き誇り、園内は美しい花に包まれます。特にハナショウブの品種やアジサイなどが見頃となり、色とりどりの花々が鑑賞できます。
西の久保公園の花菖蒲の見どころ
西の久保公園の花菖蒲園では、棚田を利用した独特の景観が魅力です。木製の遊歩道を歩きながら、静かな自然の中で花の美しさを楽しむことができます。特に、ハナショウブやアジサイの色鮮やかな花々が目を引きます。
また、公園内には花見の丘やみはらしの丘といった花見ゾーンもあります。ソメイヨシノや八重桜など、14種類約480本の桜が長期間にわたって楽しめます。その中でも御衣黄桜は見逃せない一品です。春の訪れとともに、桜と花菖蒲の美しいコントラストをお楽しみください。
西の久保公園の入園料とアクセス
西の久保公園への入園は無料です。自然公園として誰もが気軽に訪れることができます。
アクセス方法は、天草空港から車で約10分の場所にあります。自家用車を利用する場合、公園周辺には約100台程度の駐車スペースが用意されています。
西の久保公園の花菖蒲(ハナショウブ)2023年まとめ
2023年の西の久保公園の花菖蒲は、6月上旬頃に見頃を迎えます。園内には約25万本の花菖蒲やアヤメが咲き誇り、棚田の上を歩くような感覚で花の美しさを楽しむことができます。また、公園内には花見ゾーンもあり、桜と花菖蒲のコントラストを楽しむこともできます。
入園は無料であり、天草空港から車で約10分のアクセスが便利です。ぜひ、西の久保公園で花菖蒲の美しさを堪能してください。
花菖蒲(はなしょうぶ)とは
いつかは見たい日本の美しい風物詩、そのひとつが花菖蒲(はなしょうぶ)の群生です。この記事を通じて、花菖蒲の魅力について深く理解し、自分自身の心に響く花菖蒲の姿を見つけていただければと思います。
花菖蒲とは、アヤメ科アヤメ属に分類される多年草で、日本から朝鮮半島、中国、東シベリアに分布しています。その生育場所は水辺や湿原で、見た目の特徴としては、花茎の高さは40cmから100cm、葉は剣形で全縁、そして特徴的な赤紫色の花びらの基部に黄色のすじが入っています。これが花菖蒲の一般的な姿で、この姿を見つけることができれば、庭園や公園で花菖蒲を見つけるのは容易になります。
花菖蒲の品種は5,000種以上
自然に咲く花菖蒲の姿は素晴らしいものですが、それ以上に魅力的なのが花菖蒲の園芸品種です。一体どれほどの種類が存在するのでしょうか、一緒に探っていきましょう。
花菖蒲にはさまざまな品種があり、それぞれ異なる特徴があります。江戸系や伊勢系、肥後系などの主要な品種がありますが、これらの違いは見た目だけでなく開花の時期にも影響を与えることがあります。また、これらの異なるタイプを交配させて新たな品種が作られることもあります。
実は、野生の野花菖蒲(ノハナショウブ)を起源とする園芸品種は、江戸時代中期以降から盛んに品種改良が行われ、現在では驚くことに5,000種以上の品種が存在しています。各品種は、色や形状、サイズに特徴があり、花びらは3枚、6枚、八重咲きとさまざま。これらの花は、すっと伸びた茎の先に青や紫の花を咲かせ、美しい姿は見るものを引きつけますが、その生命力は3日程度と短いのです。
花菖蒲の時期
花菖蒲の開花を待ち望んでいる方々へ、今回は花菖蒲が開花する時期やその期間、そして影響を与える様々な要素について詳しく説明します。
花菖蒲は、特に初夏の6月から7月にかけてその美しい花を咲かせる多年草です。これは日本全国の湿地で自生している野生のノハナショウブと同じ時期です。草丈は50cm~100cmにもなり、その大きさと華やかな花で周囲を魅了します。
開花期は気候や地域により異なることがあります。温暖な地域では早めに開花することがありますし、寒冷地では少し遅くなることもあります。そのため、自分の住んでいる地域の気候に合わせて花菖蒲の手入れをすることが大切です。
花菖蒲は、その華やかさと開花の時期から初夏の訪れを感じさせてくれます。花菖蒲の開花を待つ期待感は、初夏の楽しみの一つでしょう。
花菖蒲 花言葉
花にはそれぞれ花言葉があり
それがその花をより魅力的に、また深遠にします。それでは、花菖蒲の花言葉とその意味を見てみましょう。
花菖蒲の花言葉は、「うれしい知らせ」「あなたを信じる」「心意気」「優しい心」「優雅」「信頼」と非常にポジティブなメッセージが多く含まれています。これらの花言葉は、花菖蒲が象徴するさまざまな意味や由来に基づいています。「うれしい知らせ」は、同じアヤメ科のアイリスと共通しており、多くのアヤメ科の植物に付けられています。「優しい心」「優雅」は、花菖蒲が垂れ下げるように咲くその美しい姿に由来します。また、「心意気」は5月5日の端午の節句に飾られる花とされることから付けられました。
花菖蒲とあやめ、カキツバタ違い
見た目が似ているために混同されがちな花菖蒲とあやめ、カキツバタ。しかし、これらの花は実際にはどのように異なるのでしょうか。その違いを深堀りしていきましょう。
まず基本的に、これらはすべてアヤメ科に属していますが、それぞれ異なる特徴を持っています。アヤメは山野に生え、青紫色の花びらの基部に紫色の網目模様があることが特徴で、花茎の根元は赤紫色を帯びています。カキツバタは、花びらに白色の筋があることが特徴です。一方、花菖蒲は、外側の花びらに黄色の筋があることで他の二つと区別されます。
また、同じ菖蒲と名前につくけれども、端午の節句に菖蒲湯として楽しまれる菖蒲はサトイモ科で、花菖蒲とは全く
別の植物です。見分けるのは難しいかもしれませんが、これらの特徴を覚えていれば、それぞれの花をより深く理解し、鑑賞することができるでしょう。
以下のように一覧表にまとめました。
ハナショウブ(花菖蒲) | カキツバタ(燕子花、杜若) | アヤメ(文目、綾目) | |
---|---|---|---|
画像 | |||
科・属 | アヤメ科・アヤメ属 | アヤメ科・アヤメ属 | アヤメ科・アヤメ属 |
生息場所 | 池や沼の近くの湿地 | 草原などの乾いた土地 | 山野 |
開花時期 | 5~6月 | 5~6月 | 5~6月 |
花の模様 | 付け根に黄色い模様 | 付け根に白い(淡黄色)模様 | 付け根に網目状の模様 |
草丈(cm) | 80~100 | 50~80 | 30~60 |
葉っぱ | 面に1本、裏に2本の葉脈がある | 葉脈が目立たず、やや幅広 | 葉脈は目立たず、細い |
花菖蒲、カキツバタ、アヤメはそれぞれ独特の特徴がありますが、アヤメ科・アヤメ属に属することから形状が似ているため、区別が難しいことがあります。それぞれの花の特徴を覚えて、正しく見分けることができるようになると、植物観察の楽しみがさらに広がるでしょう。また、端午の節句に菖蒲湯にして楽しまれる菖蒲はサトイモ科の菖蒲であり、花菖蒲とは別物である点も覚えておくと良いでしょう。