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長野県辰野町日本一のホタルのまち
第75回信州辰野ほたる祭りの開催について(2023年)
辰野町のホタルについて
長野県辰野町に位置する松尾峡(辰野ほたる童謡公園)では、毎年6月の中旬に「信州辰野ほたる祭り」が開催され、一日には1万匹以上ものホタルが夜空を鮮やかに照らす光景が広がります。その壮観さから辰野町は「日本一のホタルの里」として知られ、年間を通して10万人以上の来場者を迎えています。
最も人気のあるホタルの観賞スポットは、祭りの会場から1キロほど離れた松尾峡です。ここにはゲンジホタルが生息しやすい環境を保持するべく、水路が張り巡らされており、夏の夜には数え切れないほどのホタルが乱舞する幻想的な光景を楽しむことができます。
辰野町の(辰野ほたる童謡公園)ホタル情報2023
名称 | 信州辰野ほたる祭り |
住所 | 長野県上伊那郡辰野町松尾峡 |
見頃の時期/時間 | 6月上旬〜6月中旬 |
ホタルの観賞エリア | 辰野町松尾峡 |
ホタルの種類 | ゲンジボタル |
匹数 | 数万匹(合計) |
入園料 | 不明(詳細はお問い合わせください) |
アクセス | JR辰野駅より徒歩15分、中央道伊北ICより車で15分 |
駐車場 | 250台 |
問合先 | 辰野町役場産業振興課 TEL:0266-41-1111 公式ホームページ |
注意事項:園内では、6月中はカメラ撮影用の三脚、一脚の使用を禁止とします。園内が混雑してきた場合は、入場制限を実施します。
ホームページ:詳細情報については、辰野町役場のホームページをご覧ください。
以上が、2023年の信州辰野ほたる祭りの基本情報です。毎年6月中旬のホタルの発生期にはゲンジボタルが乱舞し、幻想的な美しさを求めて大勢の観光客で賑わいます。お出かけの際は、公式ホームページで最新の情報をご確認ください。
辰野ほたる童謡公園ホタルの見頃2023
辰野町では通常、5月末から6月頭にかけてホタルが見られ始め、6月中旬にピークを迎えます。しかし、ピーク時期でも天候により見え方に違いが出るため、ホタルの生態に詳しい木田耕一さんに観賞のコツを教えていただきました。蒸し暑い日の午後8時から9時が最もホタルを観賞しやすい時間帯で、風が少なく月明かりのない日が特におすすめとのことです。発生数は年によって異なりますが、少ない年でも万単位のホタルが見られ、十分に満足いただけるでしょう。
辰野町のホタルの見どころ
最も見どころと言えるのは、日本一のホタルの名所と称される松尾峡です。多い年には、一日で1万匹以上ものホタルが夜空を飾ります。その圧倒的な光の乱舞は、まるで宇宙の中にいるかのような感動を与えてくれるでしょう。
2023年信州辰野ほたる祭り
辰野町の一大イベントである「信州辰野ほたる祭り」第75回信州辰野ほたる祭りの開催について(2023年)
開催期間 令和5年6月10日(土曜日)~18日(日曜日) 9日間
ほたる観賞
- どなたでも入園できます。
- ほたる観賞期間はほたる童謡公園への入園には入園料(ホタル保護育成協力金)500円(団体400円)が必要です。
- 入園料期間:6月6日(火曜日)から6月18日(日曜日)まで(ホタルの発生状況により前後いたします。)
2023年の信州辰野ほたる祭りは、6月10日(土曜日)から18日(日曜日)までの9日間開催されます。年間来場者数は約10万人に上るこのイベントは、辰野町の一大イベントとして認知されています。JR辰野駅前が祭りの主会場で、商店街には屋台がずらりと並びます。「夏が始まる辰野から」というテーマのもとに、多くの人々がホタルの舞う幻想的な風景を楽しみに集まります。
この祭りは70回以上続いており、終戦後の1948年(昭和23年)に始まりました。ホタル目当てにこの地に人が集まるようになったのは、もっと古くからのことでした。
信州辰野ほたる祭り2023 イベント出店情報
出店名 | ブース/露店数 |
---|---|
諏訪街商組合 | 141露店 |
商工イベント部会 | 24ブース(露店) |
フューチャーセンター | 13ブース(露店) |
伊那バス | 14ブース |
合計 | 192(ブース・露店) |
信州辰野ほたる祭りでは多くの出店があります。諏訪街商組合、商工イベント部会、フューチャーセンター、伊那バスからなる合計192のブースと露店が出展されます。飲食店、物産店、ゲームなど、多彩な出店が楽しめます。
また、祭り期間中にはさまざまなイベントが開催されます。2023年は下辰野商店街での露天商等の出店や、スマートフォンを活用したデジタルスタンプラリーが行われます。詳細は辰野町商工会公式サイトでご確認いただけます。
さらに、株式会社Airbnb Japanと株式会社ファーストアイデアジャパンとの共催による「ARTabi2023 国際現代アートアワード」も開催されます。海外進出に意欲を持つアーティストを対象にしたこのアワードは、アートと旅を組み合わせた新たな観光資源の創出を目指しています。
辰野の町ぐるみで行われる保護活動
辰野町では、町を挙げてホタルの保護活動が行われています。活動の中心は「辰野ほたるの里まちづくり推進協議会」で、町役場・公民館・商工会・観光協会・民間企業・住民組織などの代表による組織が活動を推進しています。
保護活動の一環として、「ほたる童謡公園」の水路清掃が行われます。ホタルの幼虫が川の中にいない時期を選び、そのため5月と7月に実施されています。また、8月下旬から9月上旬
には、ホタルの幼虫が川から陸地に移動する「陸揚げ」の時期に合わせて、周辺の道路の清掃活動が行われます。これは、幼虫が安全に移動できる環境を整えるための活動です。
また、この期間は辰野町ではホタルの観察会も開催されます。夜の森を散策し、ホタルの生態について学ぶことができるこの観察会は、地元住民だけでなく遠方からの観光客にも好評です。
ホタル保全の教育活動
辰野町の学校では、子どもたちがホタルの生態について学ぶ教育活動も行われています。町内の小中学校では、授業の一環としてホタルの生態や保全について学び、実際にホタルを観察する機会も提供されています。また、学校ではホタルの保全をテーマにした壁画の制作なども行われ、子どもたちがホタルと環境保全の重要性を身近に感じることができます。
辰野町はホタルの保全活動だけでなく、それを通じて地域の活性化や観光資源の開発を行っています。一方で、ホタルの生態系への影響を最小限に抑えるよう配慮しながら、地域資源の活用を進めています。
信州辰野ほたる祭りは、その取り組みの一環として開催され、地元の人々だけでなく、全国からの観光客にも楽しんでもらうことを目指しています。美しいホタルの光を楽しむだけでなく、環境保全や生物多様性について考えるきっかけになることを願っています。
辰野ほたる童謡公園アクセスと駐車場
辰野町へのアクセスは、電車と車が主な手段です。
電車
JR辰野駅からのアクセスが便利で、徒歩で約15分です。詳しい列車の時刻は下記のリンクからご確認いただけます。
列車案内表
https://www.town.tatsuno.lg.jp/material/files/group/6/dai75kai-train-info.pdf
車
中央道伊北ICからは約15分です。お車でお越しの方は、以下のリンクから臨時駐車場の情報や交通規制の情報、イベントマップをご確認ください。
臨時駐車場・交通規制・イベントマップ
https://www.town.tatsuno.lg.jp/material/files/group/6/dai75kai-rinji-parking.pdf
周辺の駐車場
イベント期間中は、周辺に臨時の駐車場が設けられます。駐車場の混雑状況はリアルタイムで更新されるので、出発前に空き情報をご確認ください。詳細な情報は上記のリンクからアクセスできます。
また、観光客には公共交通機関の利用を推奨しています。特にホタル祭りの期間中は、多くの訪問者が予想されるため、電車やバスの利用を検討してみてください。辰野町への訪問を計画される際には、最新の情報をご確認の上、計画を立ててください。
ホタルの見頃はいつ
初夏の風物詩として知られるホタルはその神秘的な光で多くの人々を魅了します。しかし、その美しい光を見るためには、いくつかの条件が揃う必要があります。
種類と地域によって見頃は変わる
まず、ホタルの種類によって見頃が異なります。一部の種類は春に活動し、一部は初夏に活動するため、ホタルの種類によって見頃が変わることを覚えておいてください。
- ゲンジホタルの観賞時期は5~7月
- ヘイケホタルは6~8月が一般的
次に、地域と季節も見頃に大きく影響します。一般的には、ホタルは5月から7月にかけての暖かい季節に活動することが多いですが、地域の気候や標高によっても見頃は前後します。
ホタルの時期と季節
ホタルの見ることができる時期は地域によって異なり、次のようになります。
- 九州の南部: 5月中旬から見ることができます。九州の南部は日本の中でも比較的暖かい地域なので、他の地域より早い時期にホタルが現れます。
- 中国地方・近畿地方: 5月下旬になると、中国地方や近畿地方でもホタルが見られるようになります。これらの地域では、春が深まり、環境がホタルに適してくるためです。
- 関東地方: 6月上旬には関東地方でホタルが見られるようになります。関東地方は比較的温暖な地域であるにも関わらず、九州や中国・近畿地方と比べて少し遅めにホタルが出現します。
- 北陸地方・東海地方: 6月中旬になると、北陸地方や東海地方でもホタルが見られるようになります。これらの地域は比較的寒冷な地域であるため、ホタルが現れるのは他の地域よりも少し遅めです。
それぞれの地域でホタルが見られる具体的な時期は、その年の気温や天候によって変動する可能性があります。また、ホタルは静かで清潔な水辺を生息地とするため、自然環境が保たれている場所でなければ見ることができません。
ホタル見学は天候に気をつけよう
また、ホタルの活動は天候にも影響を受けます。雨や風の強い日はホタルが光らないことが多いので、穏やかな天候の日を選びましょう。
そして、一晩の中でもホタルは特定の時間帯に活動します。多くの種類が夕方から夜にかけて光ることが多いので、その時間帯に観察すると良いでしょう。
ホタルの生態
ホタルは卵、幼虫、成虫の3つの段階を経て一生を送ります。特に幼虫の期間は2年以上に及ぶことがあり、この間に体を成長させて成虫となります。
ホタルが光るのは、主に交尾のためです。雄が雌を引き寄せるために光を放ち、それに応えて雌も光を放つのです。
また、ホタルは湿度の高い森林や川辺などに生息し、幼虫の時期は地中や水辺で過ごします。食事は主に昆虫やミミズなどを食べますが、天敵としてはカエルやクモなどがいます。
ホタル見学の注意点
ホタルを観察する際には、自然環境への影響を最小限にするためのエチケットを守ることが重要です。ホタルの生息地を荒らさないようにし、ホタルを直接触らないように注意しましょう。
夜間の安全性
また、夜間の安全も重要です。暗闇での移動は危険なため、必要な場合はヘッドライトや懐中電灯を用いて足元を照らすことが重要です。ただし、ホタルの観察には暗い環境が必要なので、必要最低限の明るさに調節し、ホタルがいる方向に直接光を当てないようにしましょう。
虫よけスプレーやフラッシュライト
虫よけスプレーやフラッシュライトの使用についても注意が必要です。虫よけスプレーの成分がホタルに影響を与える可能性があるため、使用する場合はホタルがいない場所で吹きかけ、効果が落ちたら再度使用するようにしましょう。また、フラッシュライトの強い光はホタルの行動を乱す可能性があるので、使用は控えめにしましょう。
雨天の日はホタルは見られない?
天候や季節による観察の影響も考慮に入れることが重要です。例えば、雨天の日はホタルの活動が低下する可能性があるため、晴天を選ぶと良いでしょう。また、季節によってホタルの種類や活動パターンが変わるため、その地域の情報を事前に調査しておくと良いでしょう。
最適な服装と持ち物で
最後に、適切な服装と持ち物も重要です。ホタルを見に行く場所は自然豊かな場所が多いため、虫刺されを防ぐための長袖、長ズボン、帽子等を着用しましょう。また、足元が悪い場所もあるため、歩きやすい靴を選び、必要に応じて虫除けスプレーや水分補給のための飲み物などを持参すると良いでしょう。
これらのポイントを押さえつつ、ホタルの美しい光を楽しむことができれば、きっと素晴らしい体験となるでしょう。