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読者がどうしてこの記事を読むべきかを具体的に伝えてください。玉ねぎのカビ問題の共感を引き出すエピソードと、記事で解決する内容の概要を提供してください。
保管していた玉ねぎを使おうと思ったとき、中身に黒いカビらしきものを見つけたことはありませんか?タマネギは表面が茶色い乾燥した皮で覆われていますが、実は玉ねぎには黒カビだけでなく、白カビや青カビなど様々なカビが生えることがあります。
カビと聞くとちょっと不安になってしまいますね。
カビが生えてしまった場合、取り除けば食べることは可能なのでしょうか?
カビが生えてしまう理由とは一体何でしょうか?
カビが生えないような保存の仕方とは
今回はこれらの疑問を解決するために、カビの詳しい情報と予防法、そして発生した際の対処法について詳しく解説します。
玉ねぎに生えるカビの種類
なぜ玉ねぎにカビが生えるのでしょうか?
玉ねぎに生えるカビにはいくつか種類があります。
- 黒カビ
- 白カビ
- 青カビです
どのカビが生えているかによって、玉ねぎの状態やその後の対処も変わってきます。
それでは、玉ねぎに生えるカビの種類とその特徴について解説します。
黒カビ
黒カビは、主に玉ねぎの皮に生えるカビで、
内側の可食部分まで侵食することはめったにありません。
黒カビは高温多湿の環境で増殖しやすく、
収穫後の保管の際は、風通しの良い涼しい環境づくりが必須です。
白カビ
「玉ねぎ乾腐(かんぷ)病」とも呼ばれる白カビ。
土壌内で伝染したり、玉ねぎにできた傷から菌が侵入することで広がります。
また、28℃前後という高温の環境で活動が活発になることから、真夏に増殖しやすいのも特徴です。
黒カビとは違い、根元部分から内側にまで侵食するので、場合によっては食べられず廃棄しなければならないこともあります。
青カビ
青カビは、柑橘系果物にもよく発生するので、目にしたことがある人も多いでしょう。
青カビは皮だけでなく、可食部分にも広がります。
数ある青カビの中でも、玉ねぎに生えるのは、「ペニシリウム属」の青カビである可能性が高いです。
できるだけ発生を抑えたいところですが、一方で、この青カビは、土壌にも常在する菌のため、栽培の時点ですでに完全に予防しきることが難しいという難点があります。
カビが生えた玉ねぎは食べられる?
玉ねぎにカビが生えているのを見つけてしまうと、そのまま調理していいのか不安になりますよね。
結論から言えば、皮にカビが生えていても、きちんと処理すれば食べられます。
では、処理の方法を詳しく説明します。
皮を剥けば食べられる
黒カビは皮を剥いて内部にカビが生えていなければ食べられる
黒カビは外側の茶色い皮に発生します。
内側の可食部分には発生しないので、黒カビが生えた皮を剥けばOK。
同様に、白カビや青カビの場合も、皮のみに発生しているのであれば、皮を剥けば食べられます。
ただし、白カビや青カビで気をつけたいのは、
可食部までカビが侵食している可能性がある、ということ。
内側にもカビが生えている場合は、カビや侵食部分を取り除けば食べることが可能です。
皮を剥かず加熱するのはNG
カビが生えたままの玉ねぎを加熱するとなぜNG?
カビが生えた玉ねぎは、必ず皮を剥いてから加熱します。
というのも、玉ねぎにカビが生えたままの状態で加熱しても、カビが死滅することはないからです。
玉ねぎに生えたカビは皮を剥くなどして必ず取り除いてから加熱しましょう。
玉ねぎのカビ予防方法
カビが生える要因の一つが「湿気」です。
玉ねぎにカビが生えるのを防ぐには、「湿気」を防ぐことが大切です。
ポイントは2つ。
風通しを良くする
新聞紙の活用
それぞれについて解説します。
風通しのいいところで保管
湿気を防ぐ基本的な方法は、風通しをよくすることです。
そのため、玉ねぎは、風通しの良い乾燥した環境で保管するようにします。
玉ねぎ同士はくっつかないよう、間隔を開けて置きましょう。
ひとつずつをネットに入れて吊るすのもおすすめです。
新聞紙に包んで保存
新聞紙に玉ねぎを包むことがカビ予防に
湿気を防ぐには、新聞紙もおすすめ。
湿気を吸い取ってくれます。
玉ねぎを保存する際は、ひとつずつ新聞紙で包むのが良いでしょう。
包んだ玉ねぎは、積まずに並べておきます。
玉ねぎの正しい保存方法
さらに詳しく、玉ねぎの保存方法を紹介します。
・直射日光を避ける
種類によりますが、カビは、おおむね25~30℃程度の高温環境を好みます。
そして、直射日光が当たる環境では、温度が上がりやすく、カビが発生しやすくなります。
また、日光を浴びることで玉ねぎの成長が進み、劣化も速まってしまうので注意が必要です。
保存環境は、直射日光が当たらず、涼しい場所(冷暗所)がおすすめ。
・常温で風通しの良い場所
カビは湿度も大好き。
保存の際は湿度にも気をつけましょう。
風通しの良い常温の環境で並べて保存します。
ネットなどに入れて吊るして保存するとなお良いですね。
・皮は調理のときまでそのまま
玉ねぎの皮は調理に使うまで剥かないようにしましょう。
皮を剥いた状態で保存していると、実の乾燥を速め、劣化も速めることになります。
玉ねぎは皮付きのまま保存し、使うときに剝くようにします。
・ビニール袋では保存しない
スーパーなどで3~4玉がポリ袋に入って売られていたりしますよね。
買って帰ったら、まず、カビが生えた玉ねぎがないかを確認。
そしてポリ袋からすべて出して、冷暗所や新聞紙に包むなどして保存しましょう。
袋詰めされていたポリ袋やビニール袋などは通気性が悪く、熱もこもりやすいので玉ねぎの保温には不向きです。
・重ねず、並べる
一度に大量に購入したり、畑で収穫したりすると、深さのある段ボールで保存する場合もあるでしょう。
ですが、実は、段ボールでの保存はおすすめできません。
というのも、
段ボールに縦に重ねて入れておくと、通気性が悪くなり、下のほうの玉ねぎは上からの重みで実が潰れてしまうことも。
実が潰れると水分が出てきて、カビの発生や腐敗の一因にもなるので要注意です。
腐った玉ねぎの見分け方
カビを見つける以外にも、玉ねぎが腐敗しているかどうかを見分ける方法をいくつかを紹介します。
・臭い
玉ねぎは、新鮮な状態でも強い香りを持っていますが、腐敗すると臭いがさらにきつくなります。
腐敗した臭いの特徴は、卵が腐ったときのような臭い。
いつもとは違う臭いがしたら、腐敗している可能性が高いので、迷わず廃棄しましょう。
・汁が出る
実が柔らかくなり茶色い汁が出てきているときは、かなり腐敗が進んでいる証拠。
食用にはならないので、廃棄しましょう。
ちなみに、白い汁は玉ねぎの新鮮な汁なので、問題ありません。
・変色している
皮を剥き、玉ねぎを切ってみると、実の内側が茶色く変色していることがあります。
特に実の上側から侵食されていることが多く、腐敗が始まっている証拠です。
変色が一部だけで取り除くことが可能なら、
確実に変色部分を取り除いてから調理するようにしましょう。
もし変色が広範囲にわたっているようなら、食べずに廃棄します。
・実が柔らかい
ご存じのとおり、本来玉ねぎは固いですよね。
ですが、腐敗すると指で触ってもわかるほど柔らかくなります。
ブヨブヨと柔らかい部分が、可食部分の外側の層だけだったり、実の上部の一部だけだったり。
柔らかくなった部分だけを取り除けば残りは問題なく食べられます。
・酸味がある
先にお話ししたように、玉ねぎの腐敗は、口に入れるより先に見た目や臭いで判断できる場合がほとんど。
それでも万が一、気づかないまま食べてしまった場合、通常にはない酸味を感じることが多いようです。
腐敗箇所を取り除くのが不十分だったりして、
誤って口にしてしまうことがないとも限りません。
もしも玉ねぎを食べて、少しでも味に違和感を感じたら、食べるのをやめるのが安心です。
まとめ
本記事では、玉ねぎに生えるカビとその対処・予防法について解説しました。
内容を以下にまとめます。
- 玉ねぎに生えるのは黒カビ・白カビ・青カビの3種類
- カビの侵食部分をきれいに取り除けば、残りは食べられる
- 玉ねぎは風通しの良い冷暗所で並べて保存
- ネットでの吊るし保存がベスト
- 玉ねぎが腐敗しているかは、見た目と臭いで判別可能
玉ねぎは、カビが生えたからと言って、場合によっては食べることも可能です。
ですが、特に春先に出回る新玉ねぎは水分量も多く、腐敗のリスクも高くなります。
高温や湿度を避け、適切な方法で保存し、
玉ねぎを新鮮な状態で長持ちさせてあげてください。