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町内会・自治会に入らないとどうなる?
- 町内会・自治会がないとどうなる?
- 一戸建てで町内会・自治会に入るメリット、デメリット
- 町内会・自治会に入る法律上義務はあるのか?
新居に引っ越したときなどに悩む町内会への入会。
入ったらどんなメリットがあるの?
必ず入らないといけないの?
入らないとどうなるの?
など、町内会や自治会のことを詳しく知らない人も多いはず。
そこで本記事では、町内会・自治会について詳しく解説。入会のメリットとデメリットについてもまとめています。
引っ越しのタイミングなどで町内会に入ろうか迷っている人、現在は入っていないがこのままでいいのか悩んでいる人は、まずは町内会や自治会を知ってから、入会するかしないかを検討すると良いでしょう。
町内会や自治会がないとどうなる
まず、こちらの章では町内会や自治会について理解するとともに、町内会費や自治会費の使われ方とともに町内会や自治会がないと、我々の生活はどうなるのかを見てゆきましょう。
町内会・自治会とは
町内会や自治会とは、一定の地域に暮らす住民で組織される任意の団体。呼び名は違いますが組織としてはどちらも同じ自治組織です。
住民同士が助け合い、地域での生活をより良くするために日々活動をしています。
防災訓練や清掃活動、納涼会や運動会などの交流会、子供会や敬老会など、地域によって活動内容はさまざまです。
例えば災害時の避難などは地域住民の助け合いが必要ですが、その中心となるのも町内会。
肝心なときに隣近所と連携が取れるためには、普段からお互いの顔が分かる関係性を作っておく必要があります。
町内会費は主に何に使われている
代表的な使用例は、ゴミの集積場の管理や清掃について>
町内会に入ると、会費がかかります。
地域によって金額はさまざまで、1ヵ月あたり数百円から千円程度です。
町内会費は
- 集会所など公共施設の維持・管理
- 清掃・リサイクル活動、ゴミステーション管理などの環境美化
- 子供会・敬老会などの運営費
- 納涼会など祭りのイベント運営費用
- 防災訓練、避難所や避難用品の管理など災害への備え
など、住民のより良い生活のために使われています。
町内会費の使い道は、いずれも会員で話し合い、住民が安心安全に生活できる環境整備のためにあります。
つまり、町内会や自治会がないとこのような環境整備が出来なくなってしまいます。
町内会に入らないとどうなる?
では、町内会にいらないとどうなるのか?
については逆に町内会に入るメリットを考えるとわかりやすいでしょう。
町内会に入ると以下のようなメリットがあります。
※逆に町内会 入らないと以下のようなことが出来ないというデメリットになりますね。
町内会に入るメリット
1. ゴミステーションが利用できる
2. 地域交流の機会が増える
3. 行政への意見の申し入れがしやすい
4. 災害時に助け合える
逆に自治会がないとどうなるかについてはこのようなメリットが享受できないということになります。
ゴミステーションが利用できる
町内会によっては、地域内のゴミステーションを共同で管理しており、町内会に入っていないとそのゴミステーションが利用できないこともあります。
利用できない場合は、個人で行政にゴミの収集を依頼しなければなりません。
単身世帯はともかく、両親と子供がいる世帯ともなると、家庭から出るゴミはそれなりの量になるはず。それを毎回、収集の手配をしなければならないとなると、手間と負担が大きいですよね。
ゴミステーションが利用できるだけでも町内会に入っておくメリットは大きいと言えるでしょう。
戸建ての場合特に地域交流の機会が増える
また、町内会では住民参加型の催しが年に数回あります。
特に長期休業中などは、地域の未就学児や小学生を対象とした行事やイベントなどが頻繁に催されることも多いもの。
保育園や幼稚園、学校以外の場所で子供たちが交流を深める場として重要な意味があります。
町内会に入っていると、回覧板で情報も回ってきますし、住民が集まる場にも参加しやすいですね。
マンションや集合住宅の場合、近所付き合いも交流もあるでしょうが、離れた戸建ての場合近隣の交流が難しい場合もあります。
特に小さいお子さんのいる世帯なら参加してみるのも良いのではないでしょうか。
行政への意見の申し入れがしやすい
他にも例として、夜間家の近所が暗く、防犯上街灯を設置してほしいとしましょう。
この要望を個人で行政に申し入れてもスムーズには通らないことが多いです。
そんなときでも、町内会で賛同してもらえれば、地域からの意見として行政に申し入れることができます。
行政側も、個人よりも地域団体からの申し入れにはより慎重に対処せざるを得ません。
災害時に助け合える
普段から住民同士がつながりを深めておくと、いざというときに助けられることがあります。
災害時です。
避難誘導や避難所などでお互いに助け合うことができます。
逆に町内会に入っていない場合、それが理由で近所の避難所が利用できなかったという事例もあるとか。
そうなると、遠方の避難所まで行かなければならない可能性も出てきます。
災害時を考えると特に戸建の場合は町内会や自治会に入っておくのが良いでしょう。
町内会に入るデメリット
町内会に入ることはその地域で生活する上でのメリットがありますが、考え方によってはデメリットもあります。
町内会に入ることのデメリットとしては以下のようなものがあります。
1. 会費の負担がある
2. 役員を任せられることも
3. ゴミステーションの清掃当番がある
会費の負担がある
町内会に入らない理由として多いのが、町内会費の負担。
仮に月々数百円台としても、日ごろからあまり積極的に町内会へ参加していない、何の恩恵も感じないという人にとっては無駄な出費としかとれないことも多いようです。
また、町内会での役員に割り当てられるのが面倒と感じる人も。
役員を任せられることも
町内会では会長、副会長、出納係、書記など役員が設定されていることが多く、会員の中から任命されます。
しかし、立候補などもなく、なり手が少ない場合、強制的に依頼が回ってくることも。
役員にあたると、地域の催しごとの準備や開催当日に時間をとられることもでてくるでしょうし、通例の会合などもあります。
仕事が忙しかったり、小さなお子さんがいる家庭などでは役員の請負が難しい場合もあるかもしれません。
ゴミステーションの清掃当番がある
他にも、町内会で共同利用しているゴミステーションがある場合は、持ちまわりでステーションの清掃当番があたることもあります。
町内会に入っていればゴミステーションが利用できるというメリットがある分、住民みんなで利用するには清掃や維持管理の負担も出てくるのです。
共同利用なのでごく当たり前のこととも言えるのですが、休日や早朝の時間を割かなければならない場合もあるため、デメリットと感じる人も多いようです。
町内会・自治会に入る法律上の義務はない
町内会は住民による任意の組織なので、法律上の入会義務はありません。
入会するかどうかは完全に個人や世帯の自由です。
ただし町内会に入会しないということは、ゴミステーションが利用できなかったり、地域の情報が回ってこなかったりなどのデメリットがあると心得ましょう。
町内会に入らないということは会費の支払いも発生しませんし、活動に関する時間を割く必要もありません。
町内会・自治会は退会も可能
町内会は退会するのも自由。
意味もなく引き留められる理由もありません。
退会すれば、会費の支払いはなくなりますし、役員に任命される可能性もなくなります。
ただ、退会すると町内会員ではなくなりますので、場合によってはゴミの処分は個人負担になるでしょう。
また、回覧板も回ってこなくなるので、情報も乏しくなり、地域のイベントや行事などに参加しづらくことを承知しておかなければなりません。
まとめ
町内会は任意の地域組織なので、法律上の強制力はありません。
入会も退会も自由です。
しかし、町内会に入っているとゴミステーションが利用できるし、地域との交流が期待できます。
逆に入っていないと、近隣住民との関係が薄くなり、いざというときに頼る人がいないということにもなりかねません。
確かに会費の支払いなどもありますが、長くこの地域で生活していく上で町内会に入ることは多くのメリットを生むでしょう。
町内会は住民が互いに助け合いつながり合うための組織。
今一度町内会のメリットやデメリットを考慮した上で、入るかどうか本記事を検討材料にしていただければ幸いです。