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神社でお参りをする際、正しいマナーや願い事の言い方が気になる方も多いでしょう。
この記事では、神社でのお参りの仕方や願い事の正しい言い方を徹底解説します。初めて神社にお参りに行く若い男女やカップルも安心して訪れることができるよう、基本的なマナーやタブーについても触れていきます。
神社参拝での願い事の言い方
・願い事の言い方と注意点
・願い事は欲張らずに1つだけに
神社で願い事をする際にまず前提として知っておかなければいけないのが、神社は神様に願い事を叶えてもらう場所ではないということです。神社は、そこに鎮座する神様に敬意を示し、感謝の気持ちを伝える場所です。
そのため神社にお願い事をする際は、自分自身の決意を固めるために神様に自分の願いを聞いてもらうという心持ちで伝えるとよいでしょう。自分の目標を神様に宣言することで身が引き締まり目標に向かってより努力するようになるので、これが結果的に願い事の成就に繋がります。
神様に伝える願い事の例としては、仕事で成果を出すことや受験の合格祈願など、自分自身の努力で実現可能なものがおすすめです。また、他人の幸せを願うこともよいこととされています。
ただし、願い事はたくさんあると叶いにくくなるため、1つに絞るようにしましょう。
願い事の手順)
神社を参拝する際の、正しいお願い事の手順を解説します。
<1 名前と住所を名乗る>
まずは、神様に向かって自分の名前と住所を名乗りましょう。
どこの誰なのかが分からなければ、神様も見守ることができません。また、最初に自分が何者であるか名乗るのは、神様に対する礼儀でもあります。
<2 日頃の感謝を伝える>
忘れてはいけないのは、願い事を伝える前に日頃の感謝の気持ちを伝えることです。
前述したように、神社は神様を敬い日頃の感謝を伝える場所です。今私たちが無事に過ごせているのは、神様がいつも見守ってくださっているからという感謝の気持ちを伝えてください。
<3 願い事を伝える>
神様に日頃の感謝を伝えたら、最後に願い事を伝えます。「○○で結果を出すために○○を頑張ります。どうか見守っていてください」というように、願い事は自分の決意を示すような形で伝えましょう。
タブーとされる願い事や行為
神社にはタブーとされる、やってはいけない願い事や行為もあります。
例えば、人を傷つけたり貶めたりするような願い事です。「人を呪わば穴二つ」という言葉があるように、人の不幸を望めばその不幸は自分の元に返ってくるといわれています。神様がそのような“よこしま”な願いを聞き入れるはずはなく、得体のしれないよくないものに目を付けられてしまう可能性もあるのです。
また、願い事だけしてすぐに帰ってしまうのもあまりおすすめできません。神社はその場にとどまるだけでも神聖なご利益を得られるとされています。せっかく神社に参拝にきたのであれば、境内を散策したりその土地の食べ物を口にしてみたり、ゆったりと過ごしていきましょう。
神社でのお参りの基本的なマナー
<神社の参拝方法を徹底解説~作法やお参りの流れ~>
神様への願い事の手順や作法が分かったところで、お参りの基本的なマナーも気になってきたのではないでしょうか。
ここからは、神社にお参りする際の参拝方法や作法について解説していきます。
以下の項目を説明
<・お参りの際の心構え>
そもそも神社は、神様にお祈りし、日々の感謝を伝えるために行く場所です。本来の目的を忘れずに、神様への感謝と敬意を持って、礼儀とマナーをしっかり守ることが大切です。
<・神社にお参りするときの服装>
一般的な参拝においては、服装の決まりは特にありません。ただし、肌の露出が多い服装やだらしない服装はできる限り避けた方が無難でしょう。
また、お宮参りや七五三、厄払いなど拝殿に上がって参拝するような正式参拝では、フォーマルな服装を着ていくのがベターです。男性の場合は、スーツにネクタイ、女性の場合はスーツやフォーマルなワンピースなどを着ていきましょう。
<・神社にお参りするのに良い時間>
神社にお参りする際は、早朝が最もよいとされています。早朝はこれから太陽が昇り、一日の中で最も活動エネルギーが高まるとされているためです。逆に太陽が沈み始める夕方の時間帯の参拝は、あまりおすすめできません。早朝が難しい場合でも、なるべく午前中までにお参りに行くのをおすすめします。
正しいお参りの手順
神社をお参りする際の正しい手順を解説していきます。
神社のお参りの仕方の手順を具体的に紹介
<鳥居のくぐり方>
一礼行きも帰りも
神社の鳥居には、一般社会と神域を分ける境界があるともいわれています。そのため鳥居をくぐる前は、神様に向かって一礼してからくぐるのが作法です。
<参道の歩き方>
参道の真ん中を歩くのはNG
鳥居をくぐって参道を歩く際は、本殿に向かって左側を歩くのがベターです。参道の真ん中は神様が通る道とされているので、神様への敬意を表すためにも通らないようにしましょう。
<手水の仕方>
参拝前に手と口を清める
神様にお参りする前に、手水舎で手と口を清めましょう。手順は以下の通りです。
1. 右手でひしゃくを持って、水をくむ
2. その水で左手を清める
3. 水を残したまま左手に持ち替え、右手を清める
4. もう一度右手に持ち替えて、左の手のひらに水を注いで口をすすぐ
5. ひしゃくを両手で立てて柄の部分を水ですすぎ、元の位置に伏せた状態で置く
<鈴の鳴らし方>
賽銭箱の前まできたら、神様に向かって一礼をしてから鈴を鳴らします。鈴を鳴らすことで、神様に気づいてもらうことや自身の身を清める意味があります。
<お賽銭の納め方>
鈴を鳴らしたらお賽銭を入れます。お賽銭を納める行為には、神様への感謝や自身の身を清めるといった意味があります。納める額に決まりはないため、自分が気持ちを込めて納められる額を納めましょう。
お賽銭を入れる際は、投げ入れるのではなく、賽銭箱に優しく滑り込ませるように入れてください。
<拝礼の仕方>
拝礼の基本は二礼二拍手一礼
願い事を伝える前に拝礼をします。拝礼の基本は「二礼二拍手一礼」です。
まず一度姿勢を正してから深いお辞儀を2回しましょう(二礼)。その後、胸の前で両手を合わせ、右手を少し手前に引いて、拍手を2回打ちます(二拍手)。願い事を伝えたら最後にもう1回深いお辞儀をしてください(一礼)。
<願のかけ方>
願い事の言い方を簡単に
自分の名前、住所を名乗ってから神様に願い事を伝えましょう。願い事は具体的に伝えるとより叶いやすくなるとされています。
<帰るときも一礼>
鳥居をくぐってから
帰るときにも、鳥居をくぐった後に本殿へ向き直り一礼をしましょう。