富山湾で見られるホタルイカの身投げとホタルイカすくいとは
ホタルイカすくいに必要な道具や服装
ホタルイカの身投げの情報収集はホタルイカ掲示板で
富山湾に春を告げるホタルイカ漁
実はこの時期にホタルイカは産卵のために海岸近くまでやって来て砂浜などに打ち上げられてしまうことがあります。これを「ホタルイカの身投げ」というそうですが
この幻想的な光を放つ「ホタルイカの身投げ」を見に来る人と砂浜近くに寄ってくる「ホタルイカすくい」に来る人で富山湾は混雑します。
こちらの記事では「ホタルイカの身投げ」と「ホタルイカすくい」についてご紹介しています。
特に富山湾で「ホタルイカすくい」したい人はホタルイカ身投げの情報収集の方法や道具、「ホタルイカすくい」の場所などお見逃しがないように!
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富山湾のホタルイカの身投げとは
富山湾で見られるホタルイカの身投げについて解説します。
<ホタルイカの身投げとは>
ホタルイカの産卵時期になると、ホタルイカが一斉に海岸近くにやってきて浜辺に打ち上げられることを「ホタルイカの身投げ」といいます。
ホタルイカには刺激を受けると光る性質があるので、身投げの時期には浜辺で大量のホタルイカが青白く発光する光景が見られます。
そのような幻想的な光景が見られるホタルイカの身投げは、「ホタルイカ群雄海面」として国の特別天然記念物に指定されています。
その範囲は、富山湾とつながっている常願寺川の河口左岸から東の魚津港までの15kmの区間で、満潮時の沖合1,260mまで。
富山湾でのホタルイカの身投げは、広範囲にわたって見ることができます。
<ホタルイカの身投げの原因は>
ホタルイカは春になると、海岸近くにやってきて産卵をします。
ホタルイカの身投げがなぜ起きるのかについては謎も多く、諸説ありますが
・ホタルイカが産卵後に力尽きて浜辺に打ち上げられる
・目印の月明かりを見失って方向感覚が狂って打ち上げられる
などが原因といわれています。
<身投げが見られるのはいつ頃>
ホタルイカの身投げが見られるのは、2月下旬~5月にかけて。
時間帯にはバラつきもありますが、深夜から未明にかけてといわれています。
ただし、雪解け状況などによっても海水温が変わってくるので、年によって身投げの時期がずれる場合もあります。
海水温が高いと時期が早まり、逆に低いと時期が遅れるという情報も。
<どのような条件下でホタルイカの身投げが起こる>
身投げが見られる条件には、潮の満ち引きや天候が関係しています。
潮の条件
・大潮の前後
・波の高さが0.5~1mぐらいの穏やかなとき
・深夜から明け方にかけて満潮になるとき(満潮に向かう時間帯)
天候の条件
・数日間大雨が降っていない
・数日間暖かくて穏やかな日が続いている
・南風(強風はNG)
・新月の前後
ホタルイカの身投げは、新月の前後、天気が穏やかで波も落ち着いているときに見られるといわれています。
ホタルイカすくいに必要な道具や服装
ホタルイカすくいに挑戦するために必要な準備物等をご紹介します。
<ホタルイカすくいとは>
産卵のために海岸近くにやってきたホタルイカを狙って捕獲するのがホタルイカすくいです。
ホタルイカの身投げの時期に合わせてホタルイカすくいができるので、条件が良いと一般の人でもホタルイカを網ですくって簡単に獲ることができます。
鮮度の落ちやすいホタルイカを、鮮度抜群の状態で調理して食べることができるのもホタルイカすくいの魅力。
打ち上げられたホタルイカは砂をかんでいることが多いので、食べたい場合は泳いでいるものをすくうのがポイントです。
獲ったホタルイカはバケツに入れてしばらく泳がせることで砂抜きができますよ。
<道具>
・網(ホタルイカ用の目の細かいもの)
・ヘッドライト、懐中電灯などの明かり(照射角が広くてできるだけ明るいもの)
・バケツ
・クーラーボックス
・タオルなど
<服装>
・長靴
・ゴム手袋
海に入る場合
・ウェーダー(胴付長靴)
・ライフジャケット
<注意点>
・漁港周辺など立ち入り禁止区域に入らない
・違法駐車、騒音、ポイ捨ては×
・漁港や浜辺でBBQをしない
・対人トラブルに注意
ホタルイカすくいは深夜になるので、普段と状況が違い、周りも見えづらいことから予期せぬ事故やトラブルが起こる可能性もあります。
深夜は車のドアの開け閉めなどでも意外と音が響くので注意が必要です。
近隣住人や漁業関係者に迷惑をかけないように、マナーを守って楽しみましょう。
ホタルイカは警戒心が強いので、急にライトを当てると驚いて逃げてしまうことも。
先にホタルイカすくいを始めている人に迷惑をかけないように、一声かけるなど周りへの配慮も必要です。
海の中に入ってホタルイカすくいをする場合は事故防止のため必ずライフジャケットを着用し、
獲れたホタルイカを食べる場合は、寄生虫が付いている可能性のある内臓までしっかりと火を通しましょう。
ホタルイカすくい2023おすすめの場所
富山湾でのホタルイカすくいおすすめの場所を5つ紹介します。
・四方漁港周辺・八重津浜
漁港内でのホタルイカすくいは、漁業関係者に迷惑がかかるので自粛しましょう。
漁港左右に広がる2つの砂浜がホタルイカすくいのポイント。
① 四方漁港西側の小さい砂浜
水深が深めなので、網は柄が長めのものを。
② 八重津浜(漁港東側の広い砂浜)
砂浜の範囲が広く、ホタルイカすくいに人気の場所。
こちらは遠浅なので海に入れます。
・岩瀬漁港・岩瀬浜
広い駐車場があるので車が停めやすく、砂浜も広いので初心者にもおすすめ。
漁港内では漁師さんが作業をしているので、浜辺でホタルイカを探しましょう。
遠浅の海なので、膝ぐらいまで海に入ればホタルイカがゲットできます。
・海老江海浜公園
大型駐車場があり、近くにコンビニやトイレもあるので家族連れにもおすすめのスポット。
小型ボート用が上げ下ろしできるスロープも併設されています。
砂浜を歩きながらホタルイカを探すことができますが、一部急に深くなるので要注意。
・国分漁港周辺
他の場所と比べてホタルイカがとりにくく、人があまりいないとの情報も。
まれにたくさん獲れるときもある穴場なようですが、民家が近いのでマナーを十分に守りましょう。
・水橋親水堤防
親水堤防内向きと白岩川河口の砂浜、常願寺河口の砂浜がホタルイカスポットです。
河口付近の砂浜は急に深くなっていたり、水の流れが複雑なので海に入る場合は要注意。
ホタルイカ2023情報はホタルイカ掲示板が定番
富山のホタルイカ情報が得られる「ホタルイカ掲示板」2023年版。
ホタルイカ掲示板は、初心者向けにホタルイカすくいのポイントが解説されていたり
ホタルイカすくいに行った人が情報を共有する、ギブ&テイクが基本の掲示板です。
ホタルイカが獲れた場所、時間、獲れた量、人の多さなど、役立つ情報が多く投稿されています。
富山の海のライブカメラや月の満ち欠けがカレンダーも見られるので、ホタルイカすくいに行くなら要チェックです。
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