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冷風扇おすすめしない3つのケース!メリットとデメリットを徹底解説

「冷風扇はおすすめしない」はホント?どんなケース、冷風扇のメリットとデメリットを徹底解説

「冷風扇はしない」はホント

  • 冷風扇のメリット
  • 冷風扇のデメリット
  • 冷風扇をおすすめしないケースとは

冷風扇は省エネルギーでコスト削減にも繋がると話題ですが、実はおすすめできない理由もあるのをご存知でしょうか?本記事では、冷風扇のメリットとデメリットを徹底解説し、おすすめしない理由を明らかにします。さらに、冷風扇以外の冷却オプションも提案します。これを読めば、あなたの暑い夏を快適に過ごすための選択が広がることでしょう!

目次

冷風扇とは?

冷風扇(エアクーラー)は、空気を冷却して室内の温度を下げる目的で使用される家電製品です。エアコンとは異なり、冷風扇は冷媒を使わずに空気の冷却を行います。そのため、エアコンに比べて消費電力が低く、運転コストも抑えられるという利点があります。

冷風扇の仕組みは、水や氷を冷却媒体として使用し、扇風機のように空気を循環させることで冷たい風を作り出します。水や氷が入ったタンクから蒸発する水分が空気を冷却し、ファンによってその冷たい空気が室内に送られます。

ただし、冷風扇はエアコンほどの冷却効果は期待できず、効果的な範囲も限定的です。そのため、熱帯夜や高温多湿の地域では、エアコンと併用することが望ましいとされています。また、除湿機能がないため、湿度が高い場合には効果が薄れることがあります。

冷風扇のメリット

冷風機がどのようなものなのか、わかったところで
冷風機のメリットについて考えてゆきたいと思います。

ほどよい涼しさで快適に過ごせる

エアコンは部屋全体の温度を下げるのに対して、冷風機は温度が下がった空気を一か所に送り込むので、体にふんわりと冷たさが触れるのが魅力的です。

寝苦しい熱帯夜も快適に過ごせる心地よい涼しさが手に入ります。

エアコンの冷たい風で体調が悪くなったり、足が痛くなったりするのは嫌だけど、扇風機のように室内の空気をそのままかき混ぜるだけだと物足りないという人にはおすすめです。

省エネルギーで家計にやさしい

冷風扇は他の冷却アイテムと比べて省エネルギーで維持コストが低く家計にやさしいのもメリットです。

冷風扇の消費電力を60Wで目安単価を27円とした場合、1時間あたりの電気代は1.35円とお得な料金に収まります(消費電力÷1000×1kWhあたりの電気料金)。

同じくエアコンを使用した場合の1時間あたりの電気代は16.2円ですので、他の冷却アイテムと比較してかなり安く使えて、環境にもやさしいことがわかります。

設置と移動が簡単

エアコンを新たに部屋に取り付けるとなると、業者を呼ぶ手間もあり設置代も発生するので、億劫になる人も多いでしょう。

しかし冷風扇の大きさは加湿器程度のものが多く、室内で置き場所を移動したり、冷やしたい場所を状況によって変えることも簡単です。

また女性や小さな子供でも持ち運びしやすく、自宅以外にもアウトドアや屋外など冷気を供給する場面でも活躍するので、汎用性の高い冷却アイテムです。

冷風扇のデメリット

冷風機のデメリットは効果が限定的であることや、環境への影響などがあります。
ここでは購入前に知っておきたい冷風機のデメリットについてご紹介します。

効果が限定的

冷風扇の冷却効果は扇風機よりも優れていますが、エアコンと比べるとその効果の幅は狭く、不便さを感じるでしょう。

暖房から冷房、熱交換器で吸い込んだ熱を奪う除湿機能まで備わったエアコンがあれば、室内の空気問題はおおむね解決できそうですが、冷風扇は一方向に冷気を出すだけで部屋全体の温度は下がりません。

湿度が高まる

冷風扇は水の気化熱を利用し発生した冷気と水蒸気を前方に送り込むので、室内の湿度が上がり、蒸し暑く感じることがあります。

夏日~真夏日くらいの温度ですと、温度も高く湿度も高くなるので不快指数が上がり、汗が止まらないなんてことにもなりかねません。

こまめな掃除が必要

冷風扇を扱う際には、フィルターの埃や水タンクの水垢を取り除いたりと、日々のメンテナンスが欠かせません。

冷風扇は水の気加熱を利用して冷たい空気を出すので、冷風扇本体に湿度が溜まると故障の原因となります。

音がうるさい

冷風扇は小型サイズであれば問題ありませんが、中~大型サイズは回転音がうるさく感じる人もいます。

快適さのために冷風扇を使うのに、うるさくて寝られなかったり、ストレスが掛かるのは本末転倒ですよね。

水の補給が必要

冷風扇の多くは数時間おきに冷風のもととなる水を補給する必要があり、連続使用する際には手間がかかります。

持ち運びが楽なコンパクトタイプのものは水タンクも小さく、補給頻度が上がるため注意が必要です。

冷風扇をおすすめしないケースとは

メリットとデメリットがある冷風機ですが、デメリットがメリットを上回ってしまうような以下のケーズでは購入はちょっと考えたほうが良いかも知れません。

著しい暑さでの使用

冷風扇は冷たい空気を出す機能はあっても、室温全体を下げるわけではありませんので、30度を超えるような真夏日での使用はおすすめしません。

デメリットの欄で湿度の話をしたように、温度も湿度も高いと汗が噴き出る熱帯のようなムシムシした空気になり、自律神経も乱れるため注意が必要です。

湿度が高い時期での使用

たしかに冷風扇はエアコンより落ち着いた冷気を感じますが、日本は年間を通して高温多湿でジメジメとした気候が特徴であるため、結果として不快指数は高くなってしまうのも事実です。

梅雨の時期は1年の中でもとくに湿度が高いので使用を避けた方が無難ですが、5月から10月にかけても湿度が高いので、冷風扇の使用をおすすめしません。

逆に西洋のように夏に湿度が低く、冬に湿度が高い地帯では冷風扇は活躍するでしょう。

換気がしにくい環境

冷風扇を使用する際は湿度が上がりすぎないよう、室内の空気を定期的に外に逃がすことが必要です。

ですので、換気がしにくい部屋や湿度がこもりやすい部屋では、冷風扇の効果を感じにくい場合があります。

最近の住宅やマンションなど集合住宅の多くは空気がこもりやすく、室内の空気が部屋の外に出ていかないようになっています。

このような部屋で窓が開けられなかったり、窓が一つしかなかったりして換気がうまくできない場所で冷風扇を使用しても、その効果は薄くなります。

代替案: 冷風扇以外の選択肢

冷風機が使えない場合について

エアコンや扇風機など、冷風扇に代わる他の冷却オプションをご紹介します。

エアコン単体で使用

冷風扇は使わず、エアコン単体でも室内の温度を十分に下げられます。

エアコンによって乾燥した空気に対しては、必要に応じて加湿をする必要がありますが、簡易的に濡らしたタオルを干すだけでも十分な加湿になります。

加湿と風向きが特段気にならないようであれば、エアコン単体での使用をおすすめします。

エアコンと扇風機を併用

睡眠時にエアコンが切れると体内の深部体温が上がって途中で目が覚めたりするので、直接エアコンの風が体に当たらないようにする必要があります。

そこでエアコンの風を間接的に体に当てるよう、扇風機やサーキュレーターとエアコンを併用することをおすすめします。

エアコンによって下げた室温をファンによって循環させ、体に負担を掛けず、快適に過ごせます。

ただしいくら冷風扇の省エネだからといって、エアコンと併用すればそれなりの電気代は掛かりますので、ここぞという時に使うことをおすすめします。

スポットクーラーを使用する

スポットクーラーとは通常のエアコンと同じく、本体内部に取り込んだ空気を装置で冷却し送風できる小型空調機器です。

冷風扇くらいの小型でキャスターがついているので移動も簡単ですし、加湿や除湿、送風機能もついているため、冷風扇よりも効果の汎用性が高いのが特徴です。

スポットクーラー本体に水がたまる仕組みになっているので、水捨てのメンテナンスが必要なのが難点です。

まとめ

冷風扇はエアコンと比較して電気代が安く、環境にも優しいく設置が簡単で移動も容易なため、手軽に使えるのも魅力です。さらに、冷風扇は空気を循環させるため、室内の空気が入れ替わりやすくなります。

しかし、冷風扇はエアコンほどの冷却効果を期待できないため、猛暑時や高温多湿の地域では効果が限定的です。

また、冷風扇には除湿機能がないので、湿度が高い場合には快適さが低下することがあります。さ
らに、水タンクのメンテナンスが必要であり、手間がかかることがデメリットとなります。

総合的に見ると、冷風扇は消費電力が低く手軽に使える一方で、冷却効果や除湿機能が限定的であることを考慮する必要があります。

エアコンと併用することで効果を補完するか、気候や使用状況に応じて適切な冷却方法を選ぶことが重要です。

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