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この記事の内容
- 藤の花庭に植えてはいけない理由
- 藤の花は縁起が良いと言われる理由
- 藤の花は鉢植えも可能
藤棚に咲く藤の花はとても美しい花ですね。
毎年ゴールデンウィークくらいに楽しませてくれる藤の花ですが、藤棚を作って庭に植えてみたいと考えている方もいらっしゃるのでは?
実は「藤の花は庭に植えてはいけない」という話があります。
しかし、この多くは迷信や花言葉が怖いということから来ています。
むしろ藤の花は縁起が良いといわれている面もあります。
藤の木には少し特徴があってこれを理解してお手入れできるようであれば庭に植えてもOK
鉢植えもできます。
こちらの記事では、「藤の花は庭に植えてはいけない」という疑問に対して、真相を明らかににしてみたいと思います。
藤の花庭に植えてはいけない理由
<「藤の花は庭に植えてはいけない」こんな言い伝えがありますが、その理由は以下のような理由になります。>
・藤=不治の病を連想させる
・垂れ下がる花=家運が下がる
・ツル=苦しめる
・花言葉「恋に酔う」「決して離れない」
・ツルが絡みつく=雨どいを壊す原因に
・根がはりやすい=根の上にある物を持ち上げる
・花が咲かないことも
理由のうち4つは迷信、3つは藤の花の特徴から植えてはいけないと言われています。
藤の花庭に植えてはいけない理由 迷信4つ)
<藤の花を庭に植えていけないと言われる理由に昔から言い伝えられている以下のような迷信があります。>
・藤=不治の病を連想させる
「不治の花」として考えられていた藤の花。
言葉の音から連想されるイメージを大切にしていた日本では、病に倒れる、病気が治らなくなる原因として避けられてきました。
藤の花は悪いことが起こる凶木としても扱われ、お見舞いに選ぶこともタブーです。
・垂れ下がる花=家運が下がる
ツルに多くの花を咲かせる藤の花は、垂れ下がる姿が特徴的。
昔の人はその姿から、家運が下がると連想しました。
代々続いて栄えていくことを重要視していた日本では、家運に非常に敏感。
家庭内トラブルの元になると捉えられた藤の花は、植えてはいけないとして避けられていました。
・ツル=苦しめる
ツル植物である藤の花。
ツルの生命力は凄まじく、周りにあるものにどんどん巻き付きます。
絡みつくツルが「苦しめる」を連想させ、好まれませんでした。
簡単にしつこいほど繁殖する藤のツルは、トラブルの元として捉えられます。
・怖い花言葉「恋に酔う」「決して離れない」
藤の花がもつ花言葉は、以下のとおりです。
・優しさ
・歓迎
・忠実
・恋に酔う
・決して離れない
全体的にみると、一途なイメージをもつ藤の花。
しかし「恋に酔う」「決して離れない」からは、執着気質なイメージを連想させます。
囚われる印象をもつ藤の花は、家庭まわりにふさわしくないとして植えてはいけないとされてきました。
藤の花の花言葉や魔除けの効果について詳しくは⇒「藤の花の花言葉とは」怖い?藤の花魔除けになる
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藤の花庭に植えてはいけない理由 藤の特徴から3つ)
<藤の木には庭に植えにくい以下のような特徴があってこれも庭に植えてはいけないと言われている理由です。>
・ツルが絡みつく=雨どいを壊す原因に
藤のツルは周りを侵食していくほどの生命力で、1度絡みつくと外すのも大変なしつこさをもちます。
ツルが庭から家のほうにのびてくると、柱や雨どいに絡みつくのは容易です。
屋根からの雨水を流す雨どいは、ほとんどがプラスチック製。
経年劣化もするうえ、ツルに巻き付かれると損傷の原因になるでしょう。
・根がはりやすい=根の上にある物を持ち上げる
藤の根は、土の広さに比例してどんどん成長します。
繁殖力の強さから、上にあったタイルを浮かせたり家の基盤に影響したりする恐れも。
一目でわからない根の成長範囲は、気づかないうちに家の基盤に忍び寄っているかもしれません。
キレイな花と引き換えに暮らしに影響が出ないよう、根が張りやすいことは覚えておきましょう。
・花が咲かないことも
ほったらかしでもいいとされる藤の花ですが、状況により咲かないことも。
せっかく植えても、咲かなければ意味がありません。
咲かない理由は、多くが「剪定時期・場所を間違う」こと。
ツルや花芽が成長する夏場。
花芽を切ってしまうと、花は咲きません。
剪定は、花芽がハッキリとわかる8月頃に行いましょう。
なお、鉢植えから地植えにしたあとも根へエネルギーが向き、花が咲かなくなる原因となります。
藤の花庭に植えてはいけない理由をまとめると
藤の花を庭に植えてはいけない理由をまとめると、以下になります。
・名前の音や姿から連想された迷信→不治の病、家運が下がる、苦しめる、執着
・植物自体の特徴→ツルや根の成長による不具合
理由のほとんどが迷信によるものであるため気にすることはないでしょう。
むしろ藤の花は縁起が良いという言い伝えもあるくらいなのです。
藤の花は縁起がよい
庭に植えてはいけないとされた藤の花ですが、一方で縁起がよい花とも言われています。
良い迷信を信じるのも藤の花を楽しむポイント。
縁起が良いとされる理由は、以
・藤=不死
「フジ」は「不死」を連想させます。
不死はいつまでも死なないこと、生き続けること。
「不治」とは反対の言葉ですが、縁起がよい「不死」のほうが、キレイな藤の花に似合います。
藤の香りは魔除けにもなるとされており、庭先で「生き続けるあなたを見守ってくれる」と考えると素敵ですね。
・長寿・子孫繁栄
藤の花は樹齢1,000年を超える木があるほど、自身が長生き。
ツルの力強い繁殖力からも「長寿」の象徴とされています。
くわえて、小さな花をたくさん咲かせることから「子孫繁栄」としての側面も。
魔除けをし、不死・長寿・子孫繁栄してくれる藤の花は、家運を守ってくれる縁起の良い植物ともされています。
藤の花の植え方鉢植えも可能
香りや見た目も楽しめる藤の花は、庭先に植えることも可能です。
ただし、ツルの繁殖力や根の成長範囲など、注意しなければいけない特徴もあります。
毎年キレイな藤の花を楽しむために、正しい地植えや鉢植え方法を確認しましょう。
<庭で育てる方法>
藤の花を直接庭で育てたい場合、家から離れたところに地植えしましょう。
ポイントは以下のとおりです。
植える時期 | 落葉期の11月~12月もしくは2月~3月 |
場所 | 日当たりの良い場所 |
土 | 掘り上げ、腐葉土や堆肥など肥料を混ぜ込む |
穴の大きさ | 根幹の倍ほどの幅・深さ |
水やり | 基本的に必要なし。
土が乾燥した場合はたっぷり ・雨が降らない日が続く ・猛暑が続く など |
藤の根は傷つくと花が咲かなくなるため、慎重に植えなければなりません。
くわえて鉢植えから地植えする場合には、根を張ることにエネルギーを使い、花が咲きづらくなるためご注意ください。
<鉢植えも可能>
藤の花を手軽に楽しむには、鉢植えがおすすめです。
根が張る範囲が限られる鉢植えは、栄養が花芽に行きやすく花が咲きやすいとされています。
ポイントは以下のとおりです。
植える時期 | 11月~12月もしくは2月~3月 |
場所 | 日当たりの良い場所 |
鉢の大きさ | 根が収まる程度 |
土 | ・黒土ベース
・堆肥や腐葉土を混ぜ込む ・水はけのために川砂も入れる |
水やり | 土表面が乾いたら鉢底から流れるくらい
・春・秋/1~2日に1回 ・夏/1日1~2回 ・冬/乾燥したら |
追肥は地植え・鉢植えともに、花が終わった5月~6月頃に有機肥料を与えます。
周りに溝を掘り、肥料をまきましょう。
2月頃にも堆肥をお忘れなく。
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まとめ 藤の花庭に植えてはいけない
藤の花は白やピンク、紫などがあり、大きな公園などで見ることができてとても美しい花です。
しかし、庭に植えることは控えた方がいいと昔から言われています。
それは、植えるのが難しいというリアルな側面や、言い伝えによる迷信に由来するものがあります。
言い伝えによれば、藤は不治の病というイメージを引き起こし、家運を悪くすると言われています。
しかし、これらは気持ちの問題であり、庭に植えることを検討することも良いでしょう。
藤には、やさしさや歓迎などの良い意味がありますが、執着心を表すような言葉もあります。
個人的には藤の花に非常に興味があります。新しいことに挑戦するときに藤を思い出すと勇気が出るかもしれません。このような時代、家で過ごすことが多いため、ガーデニングに興味のある人も多いでしょう。藤を育てて、美しく咲く花を楽しむことも一つの選択肢ですね。