蘭州ラーメンまずい？原因は何？美味しく食べる方法は

ラーメンは多種多様な味わいとその多様性から派生する独特の文化を持つ日本の食文化の象徴とも言えます。その中でも最近注目を集めているのが「蘭州ラーメン」です。中国の蘭州市が発祥の地であるこのラーメンは、特徴的な風味と独特の食感から多くのラーメン好きを引きつけています。

しかし、その独特の風味が分かれ道となり、一部からは「蘭州ラーメンがまずい」との意見もあるようです。そこで今回は、その「まずい」と感じる原因と、それに対する解決策、そして蘭州ラーメンの美味しく楽しむ方法について掘り下げていきましょう。

蘭州ラーメンの起源と特徴

蘭州拉麺（ラーメン）は別名「牛肉麺」ともいいます。

蘭州ラーメンは中国・西北部の甘粛省蘭州が発祥地とされ、中国では広く知られた国民食です。

中国・西北部はイスラム教徒が多く住む地域であるため、このラーメンは豚肉を使わず、ハラル（イスラム教の食事規定に適した）料理として広く食べられています。

蘭州ラーメンの独特な風味

蘭州ラーメンの味わいの特徴は、10種類以上のスパイスと牛骨を煮込んだ深みのあるスープと、手延べで作られた細い麺です。これにラー油やパクチーなどをトッピングし、スパイシーだけれども重さがない、薬膳料理を思わせる味わいが特徴となっています。この個性的な風味が、一部の人々からは「まずい」と感じられる要因となっているかもしれません。

蘭州ラーメンが「まずい」と感じる原因

“まずい”と感じるかどうかは、人それぞれの好みによるところが大きいですが、蘭州ラーメンについては特に薬味がまずいという声が多いようです。その中でも、特に漢方の匂いや特定の香辛料が原因で、まずいと感じることが多いようです。

台湾の飯まずい❗くそまずい❗ゲロまずい❗
牛肉麺□漢方の匂いでまず無理
漢方の匂い□店の前を通るのも匂い無理
麺□乾麺こしがない
スープ□台湾暑いから暑いスープ⤵
スープ□薄い
水□基本出ない
水□基本飲めない

— 海外買い付けバイヤーTETSUYA (@TETSUYA20387447) December 9, 2016

漢方の匂いが苦手な人向けの対策

台湾ラーメンの一種である蘭州ラーメンは、特有の漢方の匂いが苦手という人もいるようです。そのような場合は、香辛料の調整が可能な店を選ぶと良いでしょう。例えば、神保町の「馬子禄　牛肉面」では、パクチー抜きなど、自分の好みに合わせた選択が可能です。

香辛料、特に八角が苦手な人向けの対策

また、日本人が苦手とする八角が原因でまずいと感じることもあります。蘭州ラーメンには八角が多く含まれていることが多いのですが、その独特の香りが苦手という人も少なくありません。特に台湾の蘭州ラーメンでは八角が使われることが多いです。しかし、蘭州拉麺であれば、他の香料が代わりに入っていることが多いため、八角が苦手な方でも美味しく食べることができるでしょう。

東京で美味しい蘭州ラーメンを食べるには

東京で蘭州ラーメンを堪能したいなら、神保町にある「馬子禄 牛肉面」がおすすめです。ここはその名も、蘭州の老舗名店と同じ店名を冠していて、信頼性と実力を感じさせます。

神保町「馬子禄 牛肉面」

東京都千代田区神田神保町に位置する「馬子禄 牛肉面」は、その美味しさから正午ごろには連日行列ができるほどの人気店です。地下鉄神保町駅から徒歩わずか3分とアクセスも抜群です。

この店を切り盛りする店長の清野烈さんは、中国への留学時代に週に2、3回は蘭州ラーメンを食べていたほどのラーメン愛好家です。その情熱が作り出す蘭州ラーメンは、まさに本場の味とも言えるでしょう。

詳しくはこちらのリンクから管理人の体験をご確認いただけます。

⇒蘭州ラーメン 東京おすすめ！神保町「馬子禄」に行ってみた

それでは、是非「馬子禄 牛肉面」で、自分だけの美味しい蘭州ラーメン体験をしてみてください。

蘭州ラーメンの美味しい食べ方

「蘭州ラーメンがまずい」という声も一部に存在しますが、それは実は一部の例外的な意見です。全体としては大変好評で、蘭州ラーメンは「中国のラーメンとして一番知られているラーメン」と言えるでしょう。

この記事では、その美味しさを引き立てる食べ方をご紹介します。

カスタマイズで自分好みの蘭州ラーメンを

蘭州ラーメンの魅力の一つは、自分の好みに合わせていろいろカスタマイズできる点にあります。

麺のカスタマイズ

まず、麺の種類について。極細麺の「?面(シーミエン)」から、ニラのように平べったいきし麺の「韭叶子(ジョウイェズ)」まで様々な種類があります。そして、これらの麺は注文に合わせて厨房の麺職人が手で引っ張りながら作ります。個人的なおすすめはスープがよく絡む「二?(アールシ)」です。

辛さも調整可能

また、辛さも調節可能です。辛いのが苦手な方やスッキリとしたスープをしっかり味わいたい方は、ラー油抜きの「不要辣子(ブヤオラーズ)」、またはラー油少なめの「少点儿辣子(シャオディエンラーズ)」と伝えてください。一見、表面が真っ赤で辛そうに見える蘭州ラーメンですが、その辛さは表面だけで、食べてみるとそこまで辛くはないです。日本で辛口料理が好きな方は、ぜひラー油入りの基本的な蘭州ラーメンを試してみてください。

香りも自分好みに合わせて

そして、香り付けのパクチーや葉ニンニクも自由に調整できます。これらは通常、店内のカウンターに大量に置いてありますから、自分の好みに合わせて適量を追加することができます。

肉の追加

最後に、肉についてです。追加の肉「加肉(ジアロウ)」は、日本のチャーシューと違い赤身肉を煮込んで作られているため、そのまま食べると少々固いかもしれまません。ですから、まずはスープの中に入れてしっかりとスープを吸わせ、柔らかくなったところで食べるとより美味しくいただけます。

蘭州ラーメンに合う副菜も

蘭州ラーメンには特有の副菜も多くあります。これらを組み合わせて食べることで、一層深い味わいを楽しむことができます。

例えば、ひき肉と豆腐の炒めもの「馬子禄のマーボー豆腐」や、香ばしい醤油ベースのタレで和えた「手剥きキュウリ」などは、蘭州ラーメンと一緒に食べると絶妙のハーモニーを奏でます。また、麻婆豆腐は辛さが引き立つ一品で、辛いものが好きな方には特におすすめです。

まとめ：蘭州ラーメンはまずい？美味しく楽しむためのコツ

蘭州ラーメンは中国を代表するラーメンであり、その独特な味わいは一度食べてみる価値があります。しかし、その風味は一部の人にとっては好みでないかもしれません。しかし、自分好みに調整できるカスタマイズ性が高いことから、味や食感を自分好みに調整することが可能です。

美味しい食べ方を探し、香辛料の調節や麺の種類選び、副菜の組み合わせなどを試しながら、自分だけの最高の蘭州ラーメンを見つけてみてください。